登場人物
パンダ…ブログ主
大原理央さん
壱子ちゃんのママ友。突然ご主人が、
理央さんの不倫を疑い二人の子供（小学生の息子と、
幼稚園の娘：リミちゃん）を連れて、
実家に帰ってしまったが、その理由が・・
理央さんの母親
最近、若年性アルツハイマーで、
これから施設に入るか家族と相談中。
大原省吾
理央さんの夫。ミクちゃんママとのW不倫が
家族にバレ、再構築を希望している。
省吾の母と父
理央さんにとってはお義母さんとお義父さん。
理央さんの味方になってくれるが
義父さんは「離婚しないで欲しいと」言う。
早苗（ミクちゃんママ）
省吾と浮気していたが、夫に内緒で昼ラウンジで
働いていたことがわかり、ご高齢の太客もいる。
実の父親は体育教師。父のことが怖い。
早苗のご主人（浩輔さん）
不倫の事実を聞いて、早々に離婚を考えている。
早苗にお金を渡していたのは
お金持ちのおじいちゃんと
あともう一人は、
マッチンアプリで
出会ったという男性。
佐野ちゃんのおかげで
結構なことがわかったので
省吾がここにきたことは結果的に
良かったことではあるのだが
もし弁護士を挟んで戦うとして
早苗にシラを切られたら
証拠が弱すぎる。
理央さんとご主人の
メモのやり取りは続く。
早苗の夫メモ
（やっぱり探偵でも雇って
プロに写真撮ってもらうしか
ないんでしょうかね・・）
理央さんメモ
（携帯が見れないなら、
それも手ですけど、
そしたらまたしばらく
時間がかかりますね・・）
早苗の夫メモ
（もうここまできたら、
焦っても仕方ないので
しばらく時間がかかっても
いいんですけどね。
しらばっくれて
逃げられるよりは・・）
そうか、もうそこまで
ご主人が考えてるのであれば
探偵も、いいのかもしれない。
省吾たちの会話は続く。
省吾
「個人的にやり取りしてる人が
0人って、
さすがにそれはないでしょ。
こういうお仕事なら
連絡先もたくさん
交換するんだろうし。」
早苗
「そりゃあこういう場で
連絡先聞かれて
教えないわけにはいかないけど
ここに来る時に
連絡があるだけだから。」
それからいくつか
くだらないやりとりが続き
あまりにも大したことないので
（こんな会話をするために男たちは
昼からお金を払って
ここで飲んでるの？）
理央さんは辟易していた。
男性
「さぁ、そろそろ
仕事に戻らないと。」
省吾と同じグループの男性が
そう言う声が聞こえる。
すると女性たちが（えーもう？）と
猫撫で声を出す。
早苗
「ねぇ・・
ほんのちょっとでいいから
このあと外で話せない？」
省吾
「いや、君もそんなすぐに
仕事中に抜け出せないでしょ。」
早苗
「そうだけど、少し待ってくれたら
出れるよ。
結局ここだとみんながいて全然
私たちの話ができなかった。」
もうこの際、話してきてくれ。
理央さんはそう思っていたが
省吾
「……一旦この人たちと出るから
待てるかどうかわからないよ。」
早苗
「オッケ！じゃあわかったらすぐに
連絡して！！」
そして
早苗
「別に待ち合わせ先が
ホテルでもいいからっ！
ねっ、むしろその方が
身体で会話ができるし！」
そしたらそのホテルの部屋で
私が待ってようか。
理央さんはそんなことも
頭をよぎった。
◆
省吾
「今、一人になった。
二人とも、話せる？」
外に出た気配の省吾が
理央さんたちに呼びかける。
早苗の夫
「はい、話せますよ。」
省吾
「あぁ、、、このあと・・
早苗さんとは二人で
会って話した方がいいですか。
二人がその必要はないと言うのなら
会うのはやめますし、
お任せします。」
早苗のご主人と理央さんは
顔を見合わせる。
理央さんは、
会って話してきてもいい。
そう思っていたが
早苗の夫
「このあとあなたが二人で
早苗と会ったところで、
何か会話の進展があるとは
到底思えません。
断ってください。
でも、、」
省吾「はい・・」
早苗の夫
「今日早苗はまだ
うちには帰ってこないと思います。
僕が許してないので。
だから、
あなたに会うのを断られたあと
早苗は一体どこに行くのか
聞いてみてください。
そして出来れば・・
それが本当なのか、
お店を出た後の早苗を
少し尾行したいですね。」
早苗のご主人はすでに次の手を
考えていたようだった。
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