登場人物
パンダ…ブログ主
大原理央さん
壱子ちゃんのママ友。突然ご主人が、
理央さんの不倫を疑い二人の子供(小学生の息子と、
幼稚園の娘:リミちゃん)を連れて、
実家に帰ってしまった。
理央さんの母親
最近、若年性アルツハイマーであることがわかり
母親のこれからについて、
理央さんは考えることが多い。
大原省吾
理央さんの夫。どうやらミクちゃんママと
W不倫をしているようだが、
開き直っている。
省吾の母と父
理央さんにとってはお義母さんとお義父さん。
理央さんの味方になってくれる、
愛のある人たちのようだ。
早苗(ミクちゃんママ)
省吾と浮気疑惑あり→確定
実の父親は体育教師。父のことが怖い。
早苗のご主人(浩輔さん)
不倫の事実を聞いて、早々に離婚を考えている。
朝からお義母さんが
昨日のお義父さんの発言を気にかけて
声をかけてくれた。
とても、ありがたかった。
同時に、理央さんの心には
あまり余裕がなかった。
一緒に朝ご飯の支度をして、
次々に家族が起きてきて
慌ただしく朝の時間が過ぎる。
そして
省吾
「…それじゃあ、
お昼12時にあのお店に着いたら
母さんの携帯から
ご主人の方に電話するから。」
玄関先で省吾が、
理央さんに向かってそう言った。
理央さん「うん・・」
省吾
「……理央。ごめん、、
俺、本当にこれからも
理央と子供たちと」
理央さん
「そういうの今はいいから
じゃあ、」
理央さんは話を遮って、
省吾を押し出すように
玄関の外に向かわせた。
◆
11:30分
理央さんと早苗のご主人は
早苗の勤めるラウンジからほど近い
カラオケボックスの室内にいた。
スピーカーフォンにして
電話を聞きたかったので
周りに誰もいないところ
と考えると、
ここしか思い浮かばなかった。
ひとまず妖しくないように
ドリンクと、ちょっとした
おつまみだけ注文して
その中央には、
ご主人の携帯電話を置く。
早苗の夫
「……奥さんは、、、
今後お子さんたちに、
どんな風に伝えて
離婚されますか・・」
待っている間に、
ご主人がボソッと呟く。
理央さん
「どんな、、そうですね。
どんな風に言えば、
いいんでしょうかね・・
子供たちは今のところ
私たちが別れるなんて
全く思ってないですからね・・
ご主人は、、、決まってますか。」
早苗の夫
「…自分で聞いておいてなんですけど
病気になって入院してるとか、、
海外に行くことになったとか
嘘ばっかり、考えつくんですよね。」
理央さん
「だって本当のことなんて
言えませんから・・当然ですよ。
もう少し大きければ
話せることもあるかもしれませんけど
私だってきっと、
嘘つくしかないって思います。」
早苗の夫
「…理不尽ですよね・・
僕たちも子供たちも。
子供たちのためには
母親のこと、
悪く言えないじゃないですか。
本当のことを言わなければ
いつか僕が、
恨まれる可能性もあるし・・」
その時、
ご主人の電話が鳴る。
まだ時間は、11:45分だ。
早苗の夫
「・・・・」
理央さんたちは、息を潜める。
省吾
「今、お店の前にいるんだけど
本当に
スピーカーフォンで聞こえるか
ちょっと試しにかけてみたんだ。」
理央さん
「はぁ・・なんだ、、」
しかし、このテストを
予めやってみてよかった。
胸ポケットの中では
省吾の声しか聞こえないし
ズボンのポケットなんて
絶対にダメだろう。
結局携帯の画面の上に
名刺を重ねて
それをナチュラルに
胸ポケットから
机の上に出してもらうことになった。
さぁ、いよいよラウンジに
突入だ。
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シーズン1〜14までと、私がブログを書く理由はこちら
楽天ROOMが出来ました
ブログではあまりご紹介していない
アラフォーパンダのメイク用品について
主に載せていきたいと思います