普段チビぱんだは、

夕飯を作る私の足元で

今日の出来事を色々と

お話ししてくれるのですが、

 

 

チビぱんだ

「ねぇママ、今日さ、

 パンちゃんだけ、

 シャワーしなかったよ。」

 

 

 

と。

 

 


まだまだ残暑厳しい9月。


チビパンダの通う園では、

プール遊びが終わった今も、

 

思いっきり遊んで汗をかいた後には

シャワーを浴びさせてくれます。

 

 

 

「ん。パンちゃんだけ

 しなかったの?なんで?」

 

 

 

と聞いたら、とても小さな声で

 

 

 

チビぱんだ

「それは…

 ちょっと言えないかな・・」

 

 

 

と、急に何も言わなくなりまして

そのお顔が悲しそうだったので

おや、と思い、

一旦夕飯作りを中断。

 

 

 

 

「ねぇ、言えないって

 どうして??

 

 お腹痛かったとか、

 お着替え出来なかったとか

 何か理由があるのでは??」

 

 

 

チビぱんだ

「…うーん、でも、、

 言いたくないの・・」

 

 

でも、、、

いつもとは違う理由があるなら

お迎えの時に、

先生からの報告がありそうな・・

 

 

無理に聞き出すより

明日先生に聞いてみようか・・

 

 

 

うーん、うーん・・・

 

 

 

「言いたくないなら、

 ママも無理に

 聞いたりするのは嫌だしな・・」

 

 

でも、自分だけしなかった

ということは

教えてくれたのに

理由がわからないのは苦しい。

 

 

 

チビぱんだ

「……」

 

 

「……パンちゃん。

 ママにはさ、パンちゃんの

 嬉しいことだけじゃなくて

 

 普段、悲しいなと思ったことも

 怒ったことも、喧嘩したことも

 教えて欲しいんだよ。

 

 ママも言うからさ。」

 

 

 

小さいチビぱんだは

その言葉に頷いて、

私にひしっと抱きついた。

 

 

チビぱんだはこれから

成長していく過程で、その小さい心で

いっぱい考えて

いろんな気持ちを知ることになる。

 

親に言えないことも、

言わないことも、

増えていくのかもしれないけど

やっぱり今はまだ知りたいと、

思ってしまうよ。

 

 

 

 

「どうしてしなかったか、

 言いにくい??

 

 ママが先生に聞いてみる??」 

 

 

 

 

チビぱんだ

「ううん、先生に聞いちゃダメ。」

 

 

 

 

「あれ・・ダメなのか・・

 むむむむ・・・

 

 じゃあ、

 無理には聞かないけども・・

 

 うーん・・・」

 

 

 

するとまた私に抱きついたまま

小さな声で

 

 

 

 

チビぱんだ

「えっと・・・

 

 

 あのさ・・プールの時も、

 シャワー遊びの時も、

 

 お鼻が出てたりとか、

 お風邪ひいてる時とかは・・

 みんなしないんだけど・・」

 

 

 

 

「うん、そうだね。

 

 みんな朝、家でお熱を測って

 その後ママたちがアプリで

 今日の水遊びはしても良いですよって

 チェックのところに・・・

 

 

  はっ。

 

 

 

 

 

私は急いで、

その日のアプリを確かめる。

 

 

 

水遊び:なし

 

 

 

 

これは親が、「あり」に

チェックをつけないと

アプリ上は自動的に

「なし」になるのですが

 

私がその項目のチェックを忘れて

「なし」のまま、提出している・・・

 

 

 

やってしまった・・

これ完全に、私のせいじゃん…

 

 

このせいでチビぱんだは

その日とても元気だったのに、

シャワー時間が

なくなっちゃったのだ。

 

 

 

あぁ・・・

 

 

 

 

 

「ぱんちゃん!!ごめんなさい!!

 今日ママが、

 水遊び(なし)のまま

 アプリ提出しちゃったえーん

 

 だからパンちゃん

 出来なかったのね・・・・」

 

 

 

 

チビぱんだ

「えっと・・・だからあの・・・

 ママには

 内緒にしたかったんだけど・・

 

 タオル濡れてないから・・」 

 

 

 

 

えっ。

 

 

 

そうか、私がこの後

洗濯をする際に

濡れてないタオルを見て

気づくと思ったのか・・

 

 

 

 

「パンちゃんママのこと

 かばおうとしてくれてたの?」

 

 

 

 

チビぱんだ

「かばうってなぁに?」

 

 

 

 

「うーんつまりえーと

 

 こうやってママが間違えたことを

 ママが傷つかないように

 黙っておこうと

 してくれたこと!!」

 

 

 

チビぱんだ

「うーん、、えーと・・

 ママのせいじゃないから…

 えーと・・・」

 

 

 

 

( ;  ; )

 

 

 

涙が出た。

 

 

 

 

最近毎朝、私、

余裕がないかもしれない。

 

アプリの提出も、

朝ごはん作りながら

「あっ、急がなきゃ!」

 

「チビぱんだ、

 早くお着替えして!!」

 

 

「早く朝ごはん食べちゃって!!:

 

 

とか思いながら、

慌てて出しているよ・・

 

 

 

「パンちゃん・・ごめんなさい。」

 

 

 

チビぱんだ

「いつもはシャワーしてない子

 いっぱいいるんだよ。

 今日、いなかっただけなんだよ。」

 

 

 

またかばってくれている。

 

 

 

いつの間にこんなことも

出来るようになったのだろう。

 

 

もうすぐ5歳になるチビぱんだ。

子供って、凄い。

 

 

まぁ今回、

そんなことをさせちゃったの

私なんですけど・・・

 

 

本当に反省です。

 

子育て中は、失敗と反省の

繰り返しなのですね。

 

 

 

その日はそれからもう一度

ごめんねをしまして、

 

お詫びに一緒に、

プリンを作りました。

 

 

 

それからは毎朝、

アプリに書いたことを

トリプルチェックして

しっかり見直して、提出しておりますえーん

 

 

 

 

 

 

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