息子である省吾の言葉に傷ついて、
一人部屋の中から
婿嫁である理央さんに
謝罪のメールを送ったお義母さん。
どんな気持ちで
この文章を書いたのか。
理央さんはそれを思うと
涙が止まらなかった。
理央さんLINE
「お義母さん、謝らないでください。。
私が、至らなかったんです。
思えば最近は特に子供のことばかり、
実家のことばかりで
…省吾さんとちゃんと
向き合ってこなかったので・・」
省吾の母LINE
「小さい子供二人も育てながら
実家のことも考えたら、
夫と向き合えない時期もあるわよ!
省吾は病気でもない。
私たちだって健康なのに
あなたの状況を思い遣れない時点で
…もう、、甘いのよ・・
でも、、辛いのは、、
理央さんと省吾が離婚したら
孫たちには今みたいな頻度では
会えないのよね・・
それだけが苦しいわ・・」
理央さんLINE
「もし離婚しても、
子供たちには是非会ってください。
その方が子供たちも喜びますし
それに省吾さんにもこの先
会わせないとも思っていません。
やっぱり子供たちにとっては
父親ですから・・」
それが正解かどうかは
今は全然わからないけれど
面会については、自分の気持ちだけで
決めていいことではないと
理央さんは、そう思っていた。
◆
理央さんからの報告を聞いて
壱子さんもやるせなかった。
どちらにしても今回は、
省吾は明日
出張という名の不倫旅行には出かけない。
それだけは確定した。
理央さんが
壱子さんに送ったLINEの後半には
こう書かれていた。
理央さんLINE
「明日か明後日、私から旦那に、
(そろそろちゃんと話がしたい)
って送ろうと思う。
このままじゃあお義母さんの
心にまで負担かけちゃうし
それより私がもう早く、
子供たちと暮らしたい。
やっぱり日中会ってても
一緒に過ごせないのは辛い。
母親のこともあるけど
なんとか両立したいから。」
◆
翌朝、理央さんは朝から
料理の下準備をしていた。
午後には母親を迎えに行く予定だが
今日の夕飯は母親の大好物を並べて
認知症が進行している中でも
少しでもこの味を
覚えていてもらいたかった。
その時
ピンポーン。
ん。
チャイムが鳴る。
時計を見ると、
まだ9時を回ったところだ。
(まさかっ、母親が、
一人でやってきた?
いや、そんなはずないし
今日私が迎えに行くって
わかってるはず・・)
もしかして、一人で徘徊するほど
病気が進行しているのだとしたら・・
(そんなっ、お母さん!!)
怖くなって、理央さんは
インターフォンも確認せず
急いで玄関に駆け出していた。
ガチャ。
理央さん
「えっ」
ドアを開けて、死ぬほど驚いた。
立っていたのは
「……あの、、
朝早くに、すいません。」
ミクちゃん
ママだった。
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