もうすぐ
ピアノの発表会を控えている
チビぱんだ。
本番は先生との連弾なので
練習では、
先生の伴奏部分を私が弾いて
チビぱんだが主旋律を弾く。
そんな中で
一人で弾いている時は
スラスラ弾けるようになった曲が
伴奏が入ると時々混乱する様子で
間違えたらそこからではなくて
どうしても
最初に戻ってしまいたい娘。
私
「ねぇ、最初に戻らないで
間違ってもそこから
弾き直せばいいから。」
チビぱんだ
「……」
私
「あっ、また最初から。
ねぇ、本番もそうやって
間違えるたびに1から全部
何度もやり直すの?!
それじゃあ
ダメって言ってるじゃん!」
チビぱんだ
「・・・・」
何度か言うと
間違えた場所から弾き直すけれど
また途中で、最初に戻る。
なので1曲弾き終わるまでに
とても時間がかかる。
そして、また。
……。
私
「もういいよ!
そんなに最初から弾き直したいなら
一人で練習して!
全部出来てからママに教えて!」
もう、イライラしてしまって
私はスタスタ
隣の部屋に行こうとしまして
「ママー!!ダメだよー!!」
泣きながら追いかけてきた。
私
「じゃあなんで
言うこと聞いてくれないの!!
出来ないからなの?
やりたくないからなの?」
おっきな声で、
怒鳴ってしまった。
泣いているチビぱんだに
さらに上乗せして怒る私。
あぁ、こっちも涙出る。
なんで私はこんなに
怒ってるんだろう。
なにをそんなに
小さい娘相手に、
苛立っているのだろう。
楽しく弾いて欲しいのに。
なんでこうやって
求めてしまうのだろう。
こんなんじゃあ私のせいで
嫌いになってしまうよ。
っていうか毎日つきっきりで
練習しようとしてるの
私の方じゃん。
私が勝手に決めてしまったルールに
自分もチビぱんだも
追い詰められているんだろうか。
私
「……」
無言で立っていたら
チビぱんだが自分で
ピアノの前に座り、練習し始めた。
私はソファーに座って
何も言わずそれを見ながら
一体自分は何をしてるのかと
さっきのオニババな自分を振り返り
ぼんやり考えた。
上手に弾けてるよ。
ママに叱られた後なのに
あんなにちっさい体で
ちゃんと弾き直している。
完璧じゃなくていいのに
なんで私は・・・
すると何回か繰り返し
弾き終えたチビぱんだが
てくてく歩いてきて
私に無言でよじ登り、
ひしっと抱きついた。
チビぱんだ
「………」
私
「………。
ごめんね、怒りすぎて。
嫌だったよね。
ピアノ、上手だよ。
上手だから、もっともっとって
ママが欲張りすぎたんだよ。」
チビぱんだ
「パンちゃんは、ママがだいすき。」
涙が出た。
ごめんよ、さっきはオニババで。
最近やっぱり、
心に余裕がなかったのかな。
別に何も、時間がないわけじゃない。
一人時間は
圧倒的に減ったと思うけれど
それが不満なわけでもない。
けれど、なんか余裕がなかった。
でも、そんな日もあります。
明日はハッピーマインドー!
クルクルいえーい!
なんてこといつも
出来ないわけです。
(クルクルいえーいってなんだ。)
でもそんな時はもう
とにかく寝るしかない。
チョコレートとか肉とか
ノリ塩ポテチとか、食べるしかない。
(なんかちがう。)
っていうか私なんてそもそも
普段から
余裕イエーイな人でもない。
(たまに変な踊りを踊るだけ。)
結局こうして日々の生活の中で
笑ったり怒ったり悩んだりしながら
毎日は進んでゆく。
それでもやっぱり、
ごめんねとか、ありがとうとか
そんな気持ちはいつだって
後悔しないように
ちゃんと表に出していこうと
そう思っている夜なのです。
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