※今回の内容には妊娠・出産について

   かなり偏った意見が出てきます。

 この手のお話が苦手な方は

 今回はスルーしてくださいね。

 

 

 

 

流し目男くんの発言に

最初は頷いていた私も

だんだん頭の中に

 

はてなが浮かんでくる。

 

 

けれど幾つかのワードの中に

私との結婚という将来も

描いていることがわかり

 

 

彼の演説を聞き続けていると

 

 

 

政治記者の嫁かぁ・・・

 

専業主婦かぁ・・・

 

 

という未来が頭の中に

ぼやぼやぼやーと、

浮かんできたりする。

 

 

 

 

それも悪くないなと。

 

 

  

 

(好きな相手の人生プランに

 合わせて生きていく私。)も

 

 

いいかなぁ、もしかしたら

それも私なのかなぁとか、

思ってきた。

 

 

 

 

でも、今は思う。

 

 

好きな相手の人生プランに

いくら合わせて

生きていくとはいえ

 

それは相手の身勝手に

付き合うという意味じゃない。

 

 

 

自分で選んで、好きな相手と

「共に生きる」のだ。

 

 

 

そこにだって、「私」はいる。

 

 

 

 

だから結婚相手を選ぶ時は、

 

自分はどういう人間で、

そして相手は

何を求めようとしているか

 

 

 

相手を見極めないと

地獄。

 

 

 

 

 

選択するのは、自分。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2回目のお食事も後半。

 

 

 

赤べこ状態の私も

少し質問を返してみる。

 

 

 

 

「女性が社会に出ると

 ややこしいというのは・・

 

 一体どういう意味でしょうか・・」

 

 

 

 

流し目男くん

「だって女性は結局

 30代中盤くらいまでに

 結婚して

 子供が産みたいんですよね?」

 

 

 

 

この話題の中で

「結局」という表現、

好きではないが。

 

 

 

 

「…そこはまぁ、

 人それぞれなのかと思いますが…」

 

 

 

 

流し目男くん

「いや、いいんですよ。

 女性はそれで。

 

 僕だって結婚したら、

 妻には子供を産んでもらって

 

 仕事は辞めて

 家庭に入って欲しいので。

 

 だから奥さんにするには絶対に

 若い方がいいですよね。

 パンダさんのように。」

 

 

 

結婚して仕事を辞めて

家庭に入ってくれる女性は

沢山いるとは思うが

 

この人は……いろんな理由で

子供が出来ないかもしれない

可能性とか

考えたことはないのだろうか。

 

 

 

っていうか

絶対に若い女性がいい?

 

今、すっごくナチュラルに

にっこり笑顔で言ったけど

あんた自分が当たり前に

結婚できる設定で話してるな。

 

 

 

 

「あの、仮にですけど

 

 …結婚相手が

 お子さんを望んでない場合とか

 仕事をそのまま続けたいとか

 言っていた場合って

 

 どうなりますか?」

 

 

 

 

流し目男くん

「えっ、パンダさんは

 出産するつもりないんですか?」

 

 

 

 

「いや、

 あるとかないとかじゃなくて

 そういうのって、、

 

 授かりものじゃないですか。

 必ずしも

 子供がいる人生かどうかって

 当たり前じゃないというか。」

 

 

 

 

流し目男くん

「いや、だって僕は

 お付き合いする女性には必ず

 (ブライダルチェック)を

 受けてもらうんで、

 

 子供を望んでないとかは

 ありえないんです。」

 

 

 

 

 

なるほどね。

 

 

この物言い。

 

 

 

あぁ、やっぱりこの人とは

今日でもう会わないかも。

 

 

 

私には相手の肩書より

大事にしたいものが、

あるのかも。

 

 

そんなことが、頭をよぎり

 

 

 

 

同時に世の中には

いろんな考え方の男性がいるのだと

この頃から私はなんとなく

 

自分は「自分」を持たないと

飲み込まれる。

 

と、思った。

 

 

 

今の自分から見れば

そんな男性を拒否するなど

簡単な話だが

 

本当に、まだまだ世間知らずな私。

この時は、結構真面目に真剣に

彼の話を聞いちゃっていたのだ。

 

 

 

しかし、、、

 

彼はこうして付き合う前に

自分の価値観を堂々と

発表していたタイプだったから

まだ良かったのかもしれないが

 

他のモラハラ男子のように

最初はそんな自分を

隠して近づいてきた場合

 

私は彼の肩書きや見た目だけで

色んなことを許し、飲み込み

そのうち徐々に

洗脳されていたかもしれない。

 

 

 

 

「…ブライダルチェックって

 

 …あんまりよく知らないですけど

 子供が産める体かどうか

 チェックする、、という

 ことでしょうか。」

 

 

 

 

流し目男くん

「…そうですね。」

 

 

 

「ではそれって同時に

 流し目男くんも

 チェックするんですよね?」

 

 

 

流し目男くん

「それはしないですよ。

 子供を産むのは、女性なので。」

 

 

 

 

うわぁ。

 

 

 

 

「…あれ、確か不妊の理由って

 半分は男性も原因ですよね。」

 

 

 

 

 

流し目男くん

「でも、僕はそんなこと

 心配ないので。

 

 大丈夫なので。」

 

 

 

ブライダルチェックとか言うなら

そのくらい

知ってるだろバカやろー。

 

 

 

とは、

その場では言わなかったが

 

 

これを書きながら

 

 

(大丈夫なので)という発言に

瑛太とのデジャブを感じていた。

 

 

 


 

 

 

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