友人に誘われた異業種交流会で

政治記者の「流し目男くん」と

出会った、20代の私。

 

 

二人きりで出会った

1度目のお食事の出来事を

その当時色々連れ出してくれていた

年上のお姉さまに報告したら

 

 

 

その男子も、パンダもヤバイね。

 

 

ということを言われまして笑い泣き

 

 

 

それでもまだまだ

世間知らずの20代の私。

 

 

 

私の報告の仕方が悪かったかー。

 

 

お姉さまには

興味ない話しかー。

 

 

 

くらいに思っていました。

 

 

 

 

 

 

事実、それからまた1週間後。

 

私は彼からの

2回目のお誘いを受けて

またイソイソと、

待ち合わせの場所にゆくのですから。

 

 

 

そこでまた彼が

チョイスしてくれたお店が

すごくオシャレで。

 

 

田舎から出てきてまだ数年の私。

 

学生時代は

高校時代からお付き合いしていた人と

ずっと付き合っていたので

 

多分お相手がどうあれ

そういうデートすら

浮かれていたのでしょう。

 

 

 

しかしまたそこでも彼は

 

僕の仕事はー

 

僕の学生時代はー

 

 

と、自分の話をペラペラー。

 

 

 

そして私は

一人赤べこ状態で、

 

 

 

うんうんうんうんうん。

 

と、しおらしく頷いていました。

 

 

無理していたんじゃなくて

それはそれで、へー、すごーと

思っていたわけです。

 

 

 

 

流し目男くん

「パンダさんって、

 なんかすっごく

 家庭的な感じしますよねー。」

 

 

 

 

「あっ、

 ありがとうございます。」

 

 

 

 

当時の私は、

家庭的って言われたら

それが最大の褒め言葉だと

感じていたんですよね。

 

 

もちろん今だって

嬉しいとは思うのですが

よく考えてみたら

たった2回の食事で

ほとんど喋っていない私。

 

 

私のことまだ、知らんやろ。

 

 

それなのに、

私が黙って頷いていただけで

家庭的と表現したこの男子。

 

つまりは黙って自分の意見を

聞いてくれる人が

好きだったんですよね。

 

 

 

まぁ同時に私の方だって

相手のことをちっとも知らないのに

肩書きと見た目だけで

この人は自分のことを

引っ張ってくれそうだなーなんて

思いつつ

 

 

家庭的さを褒められたりしたら

その言葉を喜んで受け入れた私は、

 

本来そうではないのに

この人の前では

家庭的な私でいなければならない

 

みたいな気もしてきて

本来の自分よりよく見せようと

いい感じの相槌をしていました。

 

 

 

今のブログでの私は

誰にでも自分の思ったことを

ズバッと言っておりますけど

 

自分というものが

よくわかっていなかった時は

やっぱりこうやって

恋愛至上主義になりがちというか

 

相手になんとか

合わせようとしていたわけです。

 

 

 

 

さて、そんな2回目の食事会で

 

 

 

 

流し目男くん

「僕は政治記者なんで

 世の中のことを常に

 正しく見ないといけない

 立場なんですが」

 

 

 

ハイハイ。

 

 

 

流し目男くん

「やっぱり女性は

 家庭のことをしながら

 仕事をするなんて

 

 ましてや社会のことを見るなんて

 そもそも不可能なわけですよ。」

 

 

 

ん、不可能?

 

 

それは、女性の政治家さんのことを

ディスっていますか?

 

 

それとも働きたい主婦に

言ってますか?

 

 

 

 

流し目男くん

「女性って

 能力的にも体力的にも

 やっぱり男性に比べたら

 弱いわけで

 

 家庭なんて持ったら

 もう子供のことだけでも

 余裕がなくなる人もいっていうし

 精一杯じゃないですか。」

 

 

 

 

ん。

 

 

 

それは、男女関係なくないか?

 

 

 

 

 

流し目男くん

「だから社会は男に任せて

 家庭のことを守っていくことが

 大事だと思うんですよね。

 

 そもそも女性が社会に出ると

 ややこしいですし

 

 子孫繁栄のためにも

 女性は家庭的なのが一番です!!」

 

 

 

 

ん。

 

 

ややこしいとは?

 

 

子孫繁栄のためとは?

 

 

 

 

 

あれ、やっぱりこの人

なんか違うかも。

 

 

 

っていうか全然、

共感出来ないかも。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー