今日、チビパンダと

夕飯を食べていたら

 

地方に住む父から電話が。

 

 

普段、私から

実家にテレビ電話をかけることは

しょっちゅうあるけれど

父の方からは滅多にない。

 

 

 

 

「もしもし?どうしたの?」

 

 

 

パンダの父

「今、家にいるよね?」

 

 

 

「うん、チビパンダと二人で

 夕飯食べてた。

 

 どうしたの?」

 

 

 

パンダの父

「今日の空、もう見た?見た?」

 

 

 

 

「ん。空?」

 

 

 

パンダの父

「だって今日は月食だぞー!

 

 東京でも見えるのかなと思って^^」

 

 

 

 

「……そうなの?

 

 全然知らなかった( ̄▽ ̄)」

 

 

 

 

そして私は、

チビパンダの方を見た。

 

 

 

 

 

「ねぇ、チビパンダ。

 今じーじがね、

 

 お外のお月様が綺麗だよって。

 

 ママと一緒に見に行く?」

 

 

 

 

チビパンダ

「おしょと?!行く!!」

 

 

 

 

そんなわけで、善は急げ。

 

私は一旦電話を切ると

チビパンダを連れて、

ベランダではなくマンションの外に出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

「おぉー、あ!見てみて!

 お月様が欠けてるよ!

 

 まん丸じゃないよ。わかる?」

 

 

 

チビパンダ

「あれ、ママ、

 

 

 うしゃぎしゃんは

 どこ行っちゃったの??」

 

 

 

 

 

うしゃぎしゃんは…

 

 

 

えぇと…

 

 


うーんと……





 

「お星様に、空中ブランコで

 ジャンプしたのかな??」

 

 

 

 

とか何とか言いながら

私はもう一度、父に電話をかけた。

 

 

 



 

 

「ねぇ、


 今外に出て見てるよー。」

 

 

 

 



すると

 

 

 



 

「ちょっと待って!待ってて!

 

 

 おー、さっきと

 お月様の大きさが変わってる!」

 

 


 

「本当!」

 

 

 


スピーカーフォン越しに

70代の両親二人が

キャピキャピしている。

 

 

 



 

チビパンダ

「あれー?じーじとばーばも

 ぱんちゃんと一緒に

 おちゅきしゃま見てる?」

 

 

 

 

父・母

「おー!パンちゃん!!

 

 

 そうだねぇ。

 一緒に見てるねぇ。

 

 

 お空はね

 

 じーじとばーばのお家に

 繋がってるんだよー!」

 

 

 

 

チビパンダ

「ちゅながってる!

 ちゅながってる!!

 

 

 あ!ヒコーキが

 ピカピカ光ってるよ!」

 

 

 

 





お願いお願い

 




 

そんな会話に、

なんだか癒されました。

 

 

 

 



コロナ以前は

チビパンダを連れて

しょっちゅう実家に帰っていた私。

 

 

しかし突然会えなくなり

 

 

この時期の子供の

1ヶ月・半年・1年は

あっという間の成長なので

 

離れた家族にとっては

とても辛いものがあり、

 

母は一度本気で

チビパンダに会えないことが

寂しくて悲しいと、電話越しに

大泣きしたりもしていましたが

 

 

お盆の時期は久しぶりに

一瞬ですが、

1年半ぶりに会えて

 

 

年末年始こそしっかりと

家族揃って会える予定です。

 

 

 

どうかコロナも、世の中も

身近な家族も

縁あって繋がっている

ブログを読んでくださっている皆様も
 

穏やかな今日が、明日が

迎えられますようにと

 

 

なぜかお月様に

お祈りしてしまった夜でした。

 

 

 

 

 

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