最近日が短くなってきて

18時ともなると

あたりは暗くなってきましたね。

 

 

 

 

ある日の夕方、

お買い物帰り。

 

 

チビパンダとテクテク

手を繋いで歩いていたら。

 

 

 

チビパンダ

「ママ!!

 赤ちゃんのお化け

 いまちたよっ!」

 

 

 

「…ん?」

 

 

 

みると、

歩道沿いに植えてある木に

どなたかが落としたであろう

ブランケットが

引っ掛けられていた。

 

 

そのブランケットが

薄暗い木の影で

ユラユラふさふさしていて

チビパンダには

どうやら小さなお化けに見えた様子。

 

 

 

そこから私たちは

立ち止まるわけでも

急足になるでもなく

 

普通にテクテク歩きながら

 

 

 

「ねぇ、赤ちゃんお化け

 怖かった?」

 

 

 

チビパンダ

「パンちゃん、

 赤ちゃんのお化けは

 怖くないの!!(まじめ。)

 

 

 

「ほー。

 

 

 

 じゃあさ、

 おっきいお化けは??」

 

 

 

 

チビパンダ

「ちょっと怖いわね。

 

 でも…

 お友達には、なりたいわね。」

 

 

 

「ほー。お友達に。

 

 

 …お友達になったら

 お化けさんとは

 何をするの?」

 

 

 

チビパンダ

「……隠れんぼかな。」

 

 

 

 

「…なるほど。

 

 

 

 

 でもさ…お化けって、

 

 多分だけど

 

 

 

 隠れんぼが、世界最高に

 上手だと思う。

 

 

 見つけられないと思う。」

 

 

 

 

 

 

チビパンダ

「……なんで?」

 

 

 

うっ。難しいご質問。

 

 

 

 

「えっとー、うーんとー

 

 

 お化けって、

 出たり消えたりが

 上手だから?」

 

 

 

 

 

チビパンダ

「あ、しょっか。

 

 

 じゃあ…

 

 

 

 焼きしょばちゅくろか。

 

 一緒に食べよか。」

 

 

 

 

 

「…じゃあ…

 

 そうしよか。」

 

 

 

 

 

 

テクテク。

 

 

 

テクテクテクテク。

 

 

 

 

 

 

チビパンダ

「お化けなんてなーいさ♪

 

 お化けなんて

 うーしょしゃ♫」

 

 

 

「ないのかい。」

 

 

 

 

 

と、なんて平和な帰り道。

 

 

 

 

あと数年で、

トイレの花子さん的なこととか

そんなお話が

とっても怖くなって

 

一人でおトイレに行けなくなったり

目に見えないものに

怯えてしまったり

そんなお年頃になるのかな。

 

 

 

今はそんなことを思いながら

繋いでくれる

小さなお手てを

しっかり握っていたいと思います。

 

 

 

 

 

 

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もうすぐハロウィンですねハロウィン

とはいえコロナ禍で、特にイベントはないのですが

うちの中ではチビパンダの大好きなプリンセスにまじかるクラウン

昨年は白雪姫になりましたが、

今年は自分でアリスになりたいと言って、こちらを選びました!

 

可愛いドレスがいっぱいで、親の方が迷いますねラブ