休日のある日のこと。

 

ランチをしに、近所のお店へ。

 

そこには座敷があり

一つ一つの席も離れていたり

割と子連れが多いお店なので

比較的そこにはよく行きます。

 

ベビーカーは

お店の外に置くことになっているので

まずはベビーカー置き場へ。

 

 

お店の入り口には

すでに列ができていましたが

私たちは予約をしていたので

着いたらすぐに呼ばれました。

 

 

 

「パンちゃん、もうお店に入るから

 降りてくれるかな。」

 

 

 

チビパンダ

「やだ!

 パンちゃんベビーカー降りない!」

 

 

 

 

おぉう…

今このスイッチ入るのか…

 

 

 

 

 

「えっ。

 

 今からパンちゃんの大好きな

 お子様セット食べるのに?」

 

 

 

 

チビパンダ

「お子ちゃましぇっと食べないの!

 パンちゃんはまだ

 あっちであしょびたかったの!!」

 

 

 

 

「そっか。…じゃあ

 

 

 降りなくて良いか(*⁰▿⁰*)」

 

 

 

 

チビパンダ

「いやっ!」

 

 

 

 

「じゃあ・・・

 やっぱり降よっか。」

 

 

 

 

チビパンダ

「いやーだ!」

 

 

 

 

 

…って、なりますよね。

 

 

…早く入りたいけど…

降りてくれない…

 

引っ張り下ろしたらきっと

ギャン泣きフェスティバル。

 

 

 

 

あぁ…もう。

 

 

 

 

歌うか( ・∇・)←どうした。

 

 

 

 

 

「どっちやねーん。

 どっちやねーん。

  

 降りるーか降ーりないか

 

 あ、そーれどっちやねーん。」

 

 

 

 

と、チビパンダの両足を持ち

謎のどっちやねん音頭で

バタバタさせるしかない。

(そんなわけない。)

 

 

チビパンダ

「ゲラゲラー」

 

 

 

「じゃあ、踊りながら

 中にいこっか。(なぜ)」

 

 

 

 

チビパンダ

「やだ!踊らないっ

 (それは正しいご判断かと。)

 

 

 

「はーあ、中に入ったら

 お子様セットのおもちゃ

 もらえるのにな。」

 

 

 

 

チビパンダ

「…おもちゃ・・

 いらないんだもん。」

 

 

 

「はーあ、じゃあママが

 お子様セットのパズルで

 遊んでこよーっと。」

 

 

 

チビパンダ

「いやだ!それパンちゃんの!

 あしょぶ!おりる!」

 

 

 

あぁ。

やっとベビーカーから降りてくれた。

 

 

 

 

そんなこんなで、やっとお店へ。

 

 

 

ふぅ・・店員さん、

どうもお待たせしました。

 

 

 

テクテクテクテク。

 

 

よし、入り口通過。

 

 

テクテクテクテク。

 

 

 

 

 

チビパンダ

「はっ。」

 

 

 

「へっ。」

 

 

 

チビパンダ

「パンちゃん

 シュッシュしてなかった!」

 

 

そう言って入り口の

アルコールが置いてあるところに

戻ったチビパンダ。

 

 

 

 

シュッと押している姿を見て

そこに並んでいた母娘のお二人が

(お嬢さんは高校生くらい)

 

 

ふふふ、

 

と、目を細めて

見守って下さっていたのがありがたく

 

 

 

 

「上手にできたネェ。」

 

 

 

ふう。シュッシュも出来たから

やっと奥の席へ・・

 

 

 

テクテ・・・

 

 

 

チビパンダ

「待って!」

 

 

 

 

え。まだ何か?

 

 

 

 

 

チビパンダ

「おねちゅ、ピッピしてから!」

 

 

 

するとチビパンダは

入り口で体温計を持っていた

お兄さんの前に行って

自分で前髪を上げた。

 

 

 

 

母娘

「ふふふふふ」

 

 

思わず

順番待ちしていた方達が

暖かい目線を送って下さって

 

2歳の娘が消毒とか検温とかを

当たり前だと思っている世の中が

早く収束してくれますようにと

願った瞬間でもありました。

 


 

 

早く、

遠く離れたばーばに会いたいね。

 

 

 

 

 

 ※キリンの鳴き声や

皆様のエピソードについて教えてくださって

ありがとうございました!

キリンは「も〜」と鳴くんですねぇ。

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