ある日のこと

友人の1歳になる息子くんと

2歳のチビパンダと一緒に

ファミレスにゆきました。

 

チビパンダは比較的

食事の時は黙って食べる方なので

その日もキッズセットのうどんを

パクパク食べ始め…

 

ると思ったら、全然食べない。

 

 

それでも座ってポテトを食べたり

最初にいただいた

おもちゃで遊んだりし始めたので

 

友人は1歳の息子くんに

ベビーフードをあげながら

私と話したり

自分の食事をしたり。

 

 

私も注文したパスタを食べたり。

 

 

 

すると一瞬の隙にチビパンダが

 

 

 

 

チビパンダ

「ママ、お外見てくる!」

 

 

と、窓際に向かってビューン。

 

 

 

 

「待って!!」

 

 

 

見ると配膳中の方もいて

私は店員さんに謝りながら

走らず早足で窓ぎわへ。

 

 

 

「ねぇ!ここは

 チビパンダのお席じゃないから

 あっちで一緒にママと

 おうどん食べて欲しいなぁ。」

 

 

なるべく声は抑えながら

でも急いで抱っこすると

 

 

チビパンダ

「もうおうどんいらない!」

 

 

 

と、激しいウイリーで

嫌がり始めた。

 

 

 

 

「じゃあポテトにスルー?

 ママのパスタ食べるー?」

 

 

 

チビパンダ

「ママの食べる!」

 

  

 

あぁよかった・・

 

 

と、ウイリー状態のまま

席まで連れ帰って

座ってほっと一息。

 

 

 

向かい側にいた友人が

 

 

友人

「2歳にもなると

 子供は走り回りたいよね。

 

 だからこういう場所で

 黙って座って食べさせるのって

 大変だ・・・。」

 

 

 

「そうなんだよね。

 ちゃんと座ってくれる時もあるけど

 

 こうなるとこの後はもう

 座ってちゃんと食べてっていうのが

 一苦労で・・汗」

 

 

 

 

友人 

「うちも来年そうなるのか(*⁰▿⁰*)」

 

 

 

そんな話をしながら

またしばらくゆっくり

食べてくれていると思ったら

 

 

 

 

チビパンダ

「ママ!おしょとが

 いいお天気だよ!」

 

 

 

と言って、またビューン。

と同時に、

チビパンダの使っていた

スプーンが落ちた。

 

 

 

 

 

「待って!!」

 

 

 

急いで拾って窓際に向かったら

1人で食事をしている

お姉さんの向かい側の席に

上って座ろうとしている。

 

 

 

うわっ

 

 

そう思った瞬間、

その席を挟んで隣のカップルの女性が

とても軽蔑した目で私を見ていた。

 

 

  

「すみません!!」

 

 

 

 

なんだか悲しくなって

1人でお食事していたお姉さんに謝り

急いでチビパンダを

抱っこしようとしたら

 

 

 

 

チビパンダ

「いやだー!ここがいい!!」

 

 

 

 

とまたウイリー。

 

もうやめて( ;∀;)

お願いだから、ここでウイリーは…

 

 

そう思った私は少し苛立ってしまい

 

 

 

 

「ここは

 チビパンダの席じゃないから!

 

 あっちに行こうよ!」

 

 

 

 

と小声で叱りました。

 

すると

 

 

 

 

ちびパンダ

「いやだ!」

 

 

 

 

 

お姉さん

「いいんですよ!

 

 ね、お外いいお天気だよね。

 見たかったんだよね。」

 

 

 

 

え…( ; ; )

 

 

 

 

チビパンダ

「うん!ママ見て、

 鳥しゃんだよ!!飛んでるよ!」

 

 

 

 

違う席を見ると

老夫婦できていたおばあちゃまが

にっこり優しい笑顔で

こちらに笑いかけてくれた。

 

 

 

 

 

 

その状況に

なぜか涙が溢れそうでした。

 

 

 

 

 

「お食事中のところに

 本当にごめんなさい。

 

 そして、

 ありがとうございます(´;ω;`)

 

 ね、ちびパンダ

 あっちでデザート食べようよ。

 

 出来る?」

 

 

 

 

ちびパンダ

「パンちゃん出来る!」

 

 

 

 

すると私の手を握り

スッと歩き始めました。

 

 

 

 

子供が公共の場で走り出したり

騒ぎ始めた時は

本当にヒヤヒヤします。

 

 

冷たい目で見られると

ごめんなさいって思います。

 

 

店員さんや

デート中だったはずの若い女性には

ご迷惑をお掛けしました。

 

 

だけど笑ってちびパンダに

声をかけて下さったお姉さん、

隣で微笑んでくださったおばあちゃま

 

ありがとうございました(´;Д;`)

 

 

 

帰りがけには店員さんが

また来てねと

ちびパンダに声をかけてくれて

やっぱりまた泣きそうでした。

 

 

 

 

子供が公共の場で

急に走り始めてしまった時

安全のためにも周りのためにも

咄嗟に走って止めるしかないですが

 

そんな中で、

周りの目が暖かかった時

なんだかホッとしてしまいます。

 

 

もう何十年も生きているのに

ママとしてはまだ3年未満。

 

こんな時はどうしたらいいんだろう。

 

誰かが同じ状況だった時

どうしただろう。

 

 

そんなことを考えながら

まだまだ勉強中の新米母です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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