シーズン３ 登場人物
主人公 紀子（ノリコ）さん
…４０歳のワーママ。
一人息子は高校生。
美容オタクで、スタイルが良くて美人。
料理はプロ級にうまい。
紀子の夫 マサル
…紀子さんの大学時代の先輩。
都内で祖父の代から引き継いだ
不動産会社を経営。
スマートで男女問わずモテる。
紀子の親友 真子
…紀子とは高校時代からの親友。
紀子たちの結婚式で
健二に一目惚れされて結婚。
娘が二人いる。
真子の夫 健二
…マサルと大学時代のサークル仲間。
普段はマサルとよく
サーフィンに行っている。子煩悩。
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マサルと真子の不倫。
マサルがボロを
出さないタイプということなら
…一体どうしたらよいだろう。
盗聴器や探偵という案は
なんだか紀子さんには
物騒だと感じるらしく
まぁ確かにそうだけど
じゃあどうやったら
突き止められるのか。
……。
そんなん無理やん！
とも思ったがふと私の頭に
よぎってしまった
一つの案が。
そしてうっかり
口にしてしまった。
私
「真子さんを
この会に呼びませんか？
私が直接
仲良くしてみるのはどうでしょう。
そしたらまんまと
ぺらぺら話したりして。」
……。
とか言いながら思う。
心の中で
めちゃくちゃ思う。
（うぉーー、
言っちゃったー！
なんかすっごく
余計なこと言っちゃったー！
私また人の話に
首突っ込んでるー
お節介ー！ばかー！）
そうそう。
こんな案はバカげている。
撤回だ、撤回。
そして顔を上げて言ってみた。
私
「なんちゃって(￣▽￣)」
（うぉー、
なんだよなんちゃってって！
昭和がすぎる！ひどい！
私のボキャブラリーがダサイ！
ダサ過ぎて震える！
ぎゃー！）
と、
やかましすぎる
私の心がおさまる前に
紀子さんは言った。
紀子さん
「パンダさん！
いーんですかっ！？
そんなことして頂いて！」
え？
もしや乗り気？
やる気？
あー、紀子さんの目が
目がキラキラしてるー。
というわけで、
あれよあれよのうちに
そのわずか4日後に、
普段は私が2.3ヶ月に一度しか
参加しない女子会を
別のメンバーで行うことにして
紀子さんはそこに
真子を連れてくることになった。
なんだろう、この展開。
ひとまず。
初対面で私がどうか
うっかり真子を
呼び捨てしませんように…
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