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最新のあらすじ

 

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コロナの影響で、
3者面会が出来なかった日、
タクヤからミキに来たLINEの内容は
いつもに増して様子がおかしかった。
 
 
タクヤLINE
「ミキといると楽しいんだ。
 それに、頼れる。」
 
 
ミキLINE
「あ、そう。」
 
 
 
っていうか、
一緒にいたら楽しくて
頼れる妻なんて最高じゃない。
 
 
それ、わかってたんだ。
 
家庭は破綻していない。
だけど
自分以外の全てが傷ついても
好きなようにしたい。
 
 
それはもう、病気だよ。
 
 
それこそあの
お笑い芸人の方のように
 
奥さんがどれだけ綺麗でも
子供がどれだけ可愛くても
病気の人は治らない。
 
 
だって事実タクヤの次の発言は
バカそのものだった。
 
 
 
タクヤLINE
「だけど、共に生きるというのは
 ちょっと違うんだ。」
 
 
 
はい?
 
 
あぁ、もはや
日本語までおかしくなっている。
 
 
 
自分で勝手に復縁の話を持ち出して
 
 
こちらはなんの同意もしていないのに
その直後に
一緒に生きてゆくのは違うと言う。
 
 
 
黙っていたミキも
呆れるしかなかった。
 
 
 
ミキLINE
「あのさ、とりあえず、
 自分のラインを見返して。
 
 私は何も決めてないし
 あと、あんたに決める権利は
 もうないの。
 絶対に許すつもりないから。」
 
 
 
ミキはこの時思った。
 
 
タクヤの手前だけ
復縁の可能性を少し残そうと。
 
 
 
きっとタクヤは
何にもまとまらないままに
離婚届けにサインをしたら逃げる。
 
 
もしかしたらまだ
和歌子との水面下もあったり
あわよくば別の人に
また嘘をついて近づくだろう。
 
 
それだけは
避けなければならないから。