最新のあらすじ

 

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お読みいただいてありがとうございます。

読んでくださる方が多くなったため

簡単なあらすじをまとめています。

 

初めての方は是非こちらをお読みくださると

わかりやすいと思います。

 

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タクヤは離婚するの一点張り。

 

ミキはもちろんそうしたいけど

ちゃんとした条件を決めない限り無理

と、当たり前のことを伝え

 

タクヤの方はというと

穏便に済ませたいという割に

全く譲歩のない会話で堂々巡り。

 

 

 

そして途中

なぜかタクヤがため息をつき

リビングにあったソファーに横になると

また携帯を触り始めた。

 

ミキも疲れてしまい

一旦テーブルから離れ

チビミキちゃんのオムツを変え始めた。

 

 

 

 

タクヤ

「和歌子が、会ってもいいって。」

 

 

 

横になったままのタクヤが

突然そう言い始めた。

 

 

 

 

「はい?」

 

 

 

なんだその言い方は!

 

と言いたい気持ちを抑え

 

 

 

 

 

「会ってもいいって、

 もともとそういうつもりだったけど?

 

 そっちで二人で

 勝手に話を止めてんでしょ?

 そもそも、

 なんでそっちが決めてるの?」

 

 

 

タクヤ「……」

 

 

 

 

「和歌子さんも和歌子さんで

 こっちが話し合いしてるって

 わかってるはずだよね。

 

 なのにそんな時によく

 LINEばっかり送ってこれるよね。

 

 こそこそ2人で

 LINEで口裏合わせてないで

 正々堂々と会いに来なよって伝えてよ。

 

 こっちに嘘はないんだから。

 

 

 まぁ、伝えないんだろうけど。」

 

 

 

タクヤ「‥‥」

 

 

 

ミキ

「和歌子さんが話に応じるなら

 すぐに離婚を考える。

 話せないなら、

 ひとまず離婚はしない。」

 

 

 

タクヤ

「なんでだよ!離婚は離婚だろ!」

 

 

 

 

タクヤが起き上がった。

なんでミキには怒鳴るのか。

 

 

 

 

ミキ

「ねぇ知ってる?

 不貞行為をしたやつは

 自分から離婚を言い出せないの。

 

 だからタクヤがどう言おうが

 好きにはできないから!」

 

 

 

 

それからまたしばらく

ミキとタクヤの争いは続く。

 

その間もタクヤは携帯を見ては

 

やっぱり会わないって。

でも会うって言ってるよ。

 

それを繰り返し続ける。

 

 

あぁそうだった。

和歌子はそもそも

気持ちコロコロ変りたガール。

 

 

もうこの繰り返し

疲れた。

 

 

 

LINEの内容はどうあれ

きっとこれまでも和歌子とタクヤは

こういう別れる別れないの問答を

なんども繰り返して来たのだ。

 

もうタクヤは、病気。

 

 

 

そしてミキもこの

タクヤの症状に精神が持っていかれ

決断ができずにいる。

 

 

 

あとは弁護士とか

専門家に任せた方がいい。

 

 

 

 

話し合うのは無理だ。

 

 

 

そう思って私は一瞬

お手洗いにいくため席を立った。

 

洗面台で手を洗い、

時計を見る。

 

(あぁ、こんな時間か。

 チビパンダはなにしてるかな。

 旦那にラインしておこう。)

 

 

 

 

 

その時

 

 

ガタッ

 

「やめてよ!!」

 

 

大きな音と一緒に

ミキの、

悲鳴にも似た叫び声がした。