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お読みいただいてありがとうございます。
読んでくださる方が多くなったため
簡単なあらすじをまとめています。
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和歌子からであろう電話に出るために
タクヤがベランダに出た。
私とミキは顔を見合わせて
ため息をつく。
私
「もうダメだね、あれは‥」
ミキ
「うん、ふざけてる。
和歌子の方もこんな時によく
電話とかメールしてこれるよね。
夜になったら私たちが話し合うって
わかってたわけでしょ。」
私
「だからそもそも2人は
そういう我慢とか
周りのことを考えるとか
それが出来ないわけだから不倫なんだし
タクヤは和歌子にまた取り繕うんだろうし
そんな人にこれ以上話しても
意味ないね。」
ミキ「そうだね‥」
私
「こうなるともう、
和歌子に会うのは難しいだろうね。
きっとタクヤからは
私たちの電話は今後
取るなって言われてるよ。」
ミキ
「そしてそれに従うんだろうね。
でもさ、このあとパンダさんが帰って
2人になるのは怖いな‥
今はきっとあいつ
相当抑えて話してる。」
ミキが不安な表情をする。
・・・。
でも、当事者のタクヤは
ベランダから戻ってこない。
和歌子へのケアは、今必要ですか?
‥‥。
なんだあいつ!
いかん。
やっぱりムカついてしまう。
私はスタスタ歩いて、
ベランダに向かった。
ガラッと扉を開けて、
8畳くらいあるベランダの
隅の方にいるタクヤに向かって叫んだ。
私
「ねぇ、まだ話の途中ですけど!」
私の声に
慌てた様子のタクヤが
何かを言って電話を切ったが
その声は聞こえなかった。
タクヤ
「仕事の電話っすよ。」
私
「そういうのいいから
早く話を終わらせたいの。」
この期に及んでまだ嘘をつきながら
タクヤは部屋に戻って来た。
タクヤ
「だからもう、離婚でいいだろう。
今日離婚したい!
今日してくれ!早く!」
離婚は結婚の何倍も大変だと言うが
本当にそうだ。
結婚は、好きだからする。単純明快だ。
だけど離婚は
嫌いだから別れる。
っていうわけにはいかない。
そんな当たり前を思いながら
タクヤのバカな繰り返しに
飽きて来ていた私は
彼の話を右から左に受け流しながら
この話の着地点を考えていた。
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母の日は、お花と一緒にギフトを。
直接渡せないので
自宅で美味しく過ごしてもらいたいな。