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お読みいただいてありがとうございます。
読んでくださる方が多くなったため
簡単なあらすじをまとめています。
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タクヤとミキが
向かい合って話している。
タクヤは穏便に事を進めたいと言うが
タクヤの提示した養育費は
相場よりもかなり低く
親権はいらないと。
そして今後我が娘に
会えなくていいとさえ言っている
不倫男のタクヤ。
おい、待て。
会うか会わないかは
こっちが決める!
親権なんて
欲しいって言われたって
渡すかっ!
こっちから
願い下げじゃーー!!
と、乱暴な言葉も入り乱れながら
横から怒鳴り散らしたい私だが
ここは夫婦の話。
落ち着け私。
でも、心配。
ミキが許してしまわないか心配。
と思っていたが
今日のミキはいつもと違っていた。
2人きりの時だと暴力を振るったり
暴言吐きまくりのタクヤ。
今は大丈夫だと思えたのだろう。
ミキ
「今日、
和歌子さんにここに来てもらって
一緒に話すつもりだった。
パンダさんとの電話では
彼女もそれを同意してたよ。
なのにどうしてタクヤに電話した途端
会わないってことになったの?」
タクヤ
「会う必要がないからだろう。
なんでわざわざ3人で
会わないといけないんだよ。
彼女は関係ないだろう。」
ぶち。
頭の中でまた
なにかが切れる音がしたが
まず私は黙ってちびミキちゃんを
テレビの前に連れていった。
「おにのぱんちゅー」
と、可愛い声で
お歌のリクエストをしてくれたので
それを流して、彼女が夢中になったところで
くるっと振り返った。
私
「なんで3人で会うか?
それはね、
タクヤが嘘ついてたからよ。
嘘つきまくりだからだよ。」
ミキ
「そうだよ。
しかも先週2人で話した時は
別れたって言ってたよね。」
私
「それに、さっきっからタクヤ
ずーーっとLINEしてるじゃない。
近況報告してるの?
暴れている和歌子の、ご機嫌とってるの?
私は彼女に言ったの。
2人の今後は好きにすればいいけど
タクヤの真実を知っておいたほうが
いいんじゃないですかって。」
その時、タクヤの電話が鳴った。
和歌子からだった。
あろうことかタクヤは
急いでベランダに向かい
その電話に出た。