最新のあらすじ

 

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お読みいただいてありがとうございます。

読んでくださる方が多くなったため

簡単なあらすじをまとめています。

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ミキを待っている間

私はちびミキちゃんと遊んでいた。

 

ちびミキちゃんは本当に、

無邪気で笑顔が可愛い女の子だ。

 

 

「ぎゅー!」

私に何度も飛びついてきて

ほっぺをすりすりしてくれる。

 

まだ2歳の

小さな小さな手は、汚れを知らず

パパとママが大好きだ。

 

 

ミキが戻ってくるまで

わずか5分ほどだったが、

タクヤはその間も携帯を触っていた。

 

 

玄関の扉が開くと

「ママー!!!」

 

とびっきりの笑顔で駆け寄るちびミキちゃん。

ミキはまず

そのちびミキちゃんを思いっきり抱きしめ

私の方を見て

申し訳なさそうな顔をした。

 

 

 

ミキ

「パンダさん、ごめんね!!」

 

 

「いや、いいよいいよ。」

 

 

ミキはリビングに入ると

あたりを見渡した。

 

 

 

ミキ

「それはそうとタクヤ、

 ちびミキのご飯は?

 もう食べさせたの?」

 

 

 

タクヤ「・・・」

 

 

まだだった。

 

 

ミキは何も言わず黙って黙々と、

夕飯の準備をしはじめた。

 

 

 

タクヤ

「ねぇ、早く話しようよ」

 

 

ミキ

「は?待ってよ。今の時間見てよ。

 娘の食事が先でしょ。」

 

 

タクヤ

「いいから早く話そうよ。」

 

 

ミキ

「話よりこの子に食事!」

 

 

なんだこの会話。

 

タクヤは5歳児なの?

我が子のお腹が空いていることより

自分の言いたいことが先なの?

 

 

不倫って、こういうことなんだろうか。

ここまで人を

身勝手にさせるのだろうか。

 

いや違う。

 

タクヤは違う。

自分の主張だけを通したい、

もともとこういう男なのだ。

 

 

そして、

ちびミキちゃんの食事が出来ると

タクヤとミキは向かい合って座ったが

 

この男は、ふてぶてしい顔をする。

 

 

 

タクヤ

「俺は、ことを荒立てないで

 穏便に済ませたいと思ってる。」

 

 

 

 

はい?

 

 

ちびミキちゃんの食事の補助をしながら

聞き耳を立てていた私は

ずっこけそうになった。

 

お前が言うな!まず先に謝れよ!

 

と、隣から突っ込んでやりたかったけど

ミキは落ち着いている。

 

もう、慣れっこなのだろうか。

 

 

 

ミキ

「それが出来たら一番いいけど

 そうもいかないことが

 色々あるでしょう?

 タクヤはどうするつもり?」

 

タクヤ

「どうするって、争わないで、

 話し合いで決めるんだよ。」

 

 

 

ミキ

「それは、どういう風に?

 離婚するって言っても

 何にも決まってないよね。

 

 お金のこと、娘のこと、今後のこと。」

 

 

 

 

タクヤ

「お金は、調べたけど

 毎月2万くらいで

    いいんだろ?

 

 親権は、争うつもりないから

 ミキにやるから。」

 

 

 

 

はい?

 

 

 

 

やるもなにも、あなたに親権が

与えられるとでも?

 

あぁもうすでに、

 

 

タクヤとの話は

穏便に終わる気などしない。

 

 

 

 

 

 

 

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タクヤはマスクをつけて

お口チャックしてほしい。