最新のあらすじ

 

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お読みいただいてありがとうございます。

読んでくださる方が多くなったため

簡単なあらすじをまとめています。

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タクヤにそっくりな顔のちびミキちゃんが

私たちのすぐ近くで

無邪気に遊んでいる。

 

 

タクヤはその子と同じ空間にいながら

「俺の娘じゃないかもしれない」

 

 

そう言い切った。

 

 

 

娘が傍にいるのに。

 

 

 

 

 

もう、馬鹿すぎて涙が出る。

 

女として、母として

これ以上の屈辱的な言葉はない。

 

 

 

 

「あんたね。

 

 いくら不倫していて頭がお花畑だろうが

 ミキとの喧嘩での

 売り言葉に買い言葉だろうが

 言っていいことと悪いことの

 区別もつかないの?

 

 よくもまぁ我が娘の前で

 そんなこと言えたね。」

 

 

怒りに変わる涙を流し

初めて強い口調に変わった私に

若干ひるんだ様子を見せたが

それでもタクヤは言う。

 

 

 

タクヤ

「だってわからないじゃないですか。

 鑑定とかしてみないと。」

 

 

 

 

あぁ。もうだめだ。

 

無理だ。

 

ミキに遠慮はもう出来ない。

人の旦那だが

アホ呼ばわりしか出来ない。

 

もともと私は

タクヤに期待などしていないけど

決定的に、心の何かが欠落してる。

 

 

DNA鑑定だなんて

和歌子に好かれるための

勢いで言っているのかと思っていた。

 

 

でも、こんな時にも

口に出すバカだったなんて。

 

 

 

今すぐここから、

ちびミキちゃんを連れて出て行きたい。

 

でもそんなことしたら

またずるずるこの話が伸びるだけ。

 

悔しいけれど

はらわた煮え繰り返っているけれど

今投げ出すわけにはいかない。

 

 

 

 

「鑑定ね。へぇ、、

 それで?その結果、

 我が子と間違いないと

 わかったらどうするわけ。」

 

 

 

タクヤ

「どうもしないです。

 あぁ、そうなんだなって。

 でも、確信は出来るじゃないですか。」

 

 

「あんたね、その安易な発言

 ちゃんと考えてから話してる?

 

 それに、これだけ一緒にいて

 娘のことを愛してないわけ?」

 

 

 

タクヤ

「・・・」

 

 

 

 

すぐに返答できないタクヤが

悪魔にしか見えなかった。

 

 

 

 

 

 

 

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本当に大切な人に送りたい。

愛は、心ある人に送るもの。