これからの物語の主人公

 

ミキ=私の後輩 33歳

広告代理店でトップの売上を上げるパワーウーマンだった。

後に夫となる後輩のタクヤに出会う。最初こそ幸せだったが

結婚後すぐにタクヤの借金・不倫が発覚しDV・嘘・モラハラが

加速してゆく。

 

タクヤ=ミキの夫 27歳

有名企業に勤めてはいるがその実態は・・

娘 =ちびミキちゃん 2歳

 

和歌子=タクヤの不倫相手 34歳

 

 

 

 

口調や行動が優しい男性は

素敵だと思う。

 

普段から

常に優しい人なら。

 

けれどタクヤの口調や

態度が優しくなる時は

 

だいたい嘘をついていたり

なんかしらをしでかしたりして、

大げんかをした後なのだ。

 

 

ミキとの喧嘩のあとは

必ずこの異常なまでに

優しいタクヤが出てくる。

 

 

これが世の中の女性に

離婚をなかなか決意させない

やっかいな部分だと思う。

 

優しい女性たちは

殴られた後でさえも

 

 

「痛かったし許せないけど

 本当の彼は

 こうやってすごく優しいの。

 

 だから彼を怒らせたのは

 私が至らないからかもしれない。

 

 彼はあまり

 親から愛情を受けていないし

 

 上手に感情が

 コントロールできないのは

 生い立ちのせいだから。

 

 わかってあげられるのは

 私だけなの。」

 

 

 

そんな風に、

脳内変換してしまう。

 

自分は傷ついたのに。

 

 

でも、じゃあ仮にもしも

女性側にも非があったとして

暴力振るわれるのも

自分に原因があった。

 

 

そう思う女性がいるとして

 

だけどいずれにしても

 

 

女性に手をあげるなんて

暴言吐くなんて

 

 

たった1回でも

ナシなんですよ!!

 

 

世界には

暴力振るわない人だらけ!!

 

 

だからわざわざその少数派の男に

すがりついたり

固執する意味などない。

 

 

 

なんて

 

 

そんなことわかっている。

 

好きで嫌な目に

遭っているわけがない。

 

殴られて嬉しい人なんて

いるわけがない。

 

 

そうじゃなくて

 

その渦中にいる女性たちは

(男女逆のパターンもあるようだが)

やや洗脳に近い状態で

 

外の世界が見えなくなって

 

外の声が聞こえなくなって

 

 

それはミキのように

友達が多く

タクヤのことをあけすけに

友人たちに何でも話せる人ような人でも

例外じゃない。

 

 

周りにいくら反対されても

抜け出せない。

 

 

抜け出そうとも

してないのかもしれない。

 

 

 

 

だから本人から抜け出せないなら

 

 

周りがどうやっても

引きずり出すしかないのだ。