これからの物語の主人公

 

ミキ=私の後輩 33歳

広告代理店でトップの売上を上げるパワーウーマンだった。

後に夫となる後輩のタクヤに出会う。最初こそ幸せだったが

結婚後すぐにタクヤの借金・不倫が発覚しDV・嘘・モラハラが

加速してゆく。

 

タクヤ=ミキの夫 27歳

有名企業に勤めてはいるがその実態は・・

娘 =ちびミキちゃん 2歳

 

和歌子=タクヤの不倫相手 34歳

 

 

これまで数週間

証拠集めのために

タクヤと和歌子のことを泳がせてきたが

弁護士さんの後押しもあって

ついにミキは

タクヤと向き合うことに決めた。

 

 

もちろん最終的に、

和歌子のことも

ほおっておくつもりはないらしいが

 

今話したいのは夫婦の問題。

 

まずはそこを話し合わないと。

 

 

 

ちなみに

この話し合いを行うにあたり

私が一番心配していることがある。

 

 

 

それはタクヤの言い方一つで

ミキがまた

 

再構築

選んでしまうのではないか

という恐れ。

 

 

勿論最終的にどんな方向性でも

決めるのはミキだけど

そうだけど…

 

たぶんもう

 

タクヤと離れる以外に

幸せになる方法はない。

 

というか

離れることさえできたら

幸せにしかならないと確信している。

 

 

ただ今のミキは、

口ではタクヤのことを

散々悪くも言うし

和歌子のことも許せないと言うが

 

一言でもタクヤが

しおらしく反省の弁を述べたなら

きっとまた、許してしまう。

 

 

心の何処かではいつも

家族としての未来、

彼の改心を望んでいるから。

 

 

もう何度も期待して

裏切られてきたのに。

 

 

 

許すって、

難しいことだと世間は言う。

 

でも、

許さなくていいこともあると思う。

 

 

 

この時のミキは

いや、たぶん和歌子も

 

タクヤからのマインドコントロールで

正常な判断は

出来ない状態だった。

 

 

2人とも自分ではタクヤに

思っていることを言えているようで

ぶつけているようで

気を遣っているのが見える。

 

 

ちなみに私がタクヤのことを

モラハラ夫だと認識したのは

 

ミキに暴力を振るった時や

酷い暴言を浴びせたタイミングではなく

 

 

優しい口調の彼を

知った時だった。

 

 

 

 

 

 

 

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