これからの物語の主人公

ミキ=私の後輩 33歳

広告代理店でトップの売上を上げるワーママ

 

タクヤ=ミキの夫 27歳

有名企業に勤めてはいるがその実態は・・

娘 = ちびミキちゃん 2歳

 

和歌子=タクヤの不倫相手 34歳

タクヤと同じ企業に勤めるOL

 

彼女の話を少しずつ

つらつらと書いてゆきたいと思います。

彼女は今元気で、元気じゃなくて

それでも必死に生きています。

 

 

 

 

タクヤから謎の理由で

家族の情報をインスタに

あげないようにと言われたその日。

 

 

勿論そんなことはお構いなしに

ミキは仕事のことを

ストーリーに載せた。

 

 

すると

 

5分でついた和歌子からの足跡。

 

 

 

もう、執着しすぎていて怖い。

 

 

 

きっと和歌子はもうこれまでに

ミキがアップしている数年分を

全てチェックしただろう。

 

 

 

そこには仲の良い3人家族の

皆で遊園地に出かけている

楽しい様子だったり

 

料理の上手いタクヤが作った手料理が

食卓にオシャレに並んでいたり、

記念日のお祝いをしていたり。

 

 

 

ミキとタクヤは

職場の先輩と後輩だから

 

職場の人たちとの様子も

色々アップされているし

そんな関係性も、

 

婚姻届を出した日も

結婚式の日も、立ち合い出産の時も 

全て記録されている。

 

 

(あれ?なんか普通に

 幸せ家族じゃない?

 やっぱり私、騙されてる?)

 

 

 

インスタを見れば見るほど、

タクヤから聞いた話が

信じられなくなるだろう。

 

 

和歌子は猜疑心と混乱で

心底苦しんでいただろう。

 

 

 

だからそれを打ち消したくて

夜になれば、この写真の意味は?と

1つ1つ、タクヤに

確認作業を行いたくなる。

 

 

そしてタクヤは、

その都度思いついた嘘をつく。

 

 

 

そんなこと言われても

傷つくとわかっているのに

見ずにはいられないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

話は変わって、その日ミキの元に

ミキの友人から連絡が入った。

 

彼は古くからの男友達で、

不動産屋をしている。

 

 

 

ミキの男友達電話

「なぁ、今日急にミキの旦那から

   部屋探してくれって連絡きたぞ?」

 

 

 

 

ミキ電話

「は?」

 

 

 

ミキの男友達電話

「一応条件聞いて、

 すぐに探したんだけどさ

 

 

 審査落ちたぞ?

 

 

 って言うか、この話知ってたか?

 旦那が物件探してるって。」

 

 

 

 

 

 

ミキ電話

「え?何それ。」

 

 

 

 

 

ミキは寝耳に水だった。

 

 

 

ミキの男友達電話

「え、って。

 

 

 

 やっぱり知らなかったのか・・・。

 なんだよ、なんかあったのか?

 

 タクヤ審査に落ちた後、

 

 (俺でも審査通る保証会社ないか)

 って聞いてきたけど

 

 いやそれならそもそも

 グレード下げないと無理だろう(笑)

 

 って思ったよ。

 

 審査落ちてるのにさ、

 条件だけは、うるさいんだよな。」

 

 

 

 

本当にタクヤは次から次へと

よくわからないことばかり。

 

 

なぜミキの親友にこっそり

物件の依頼なんてしてるんだろう。

 

 

自力で何も出来ないのは知ってたけど

  

内緒にしたかったなら

 

ミキのコネや知り合いを使うのは

お門違いでしょう?