登場人物

私=おもちゃのパンダ 38歳

一応企業の主任。ワーママ 1歳の娘あり。

 

これからの物語の主人公

ミキ=私の後輩 33歳

広告代理店でトップの売上を上げるワーママ

 

タクヤ=ミキの夫 27歳

有名企業に勤めてはいるがその実態は・・

娘 = 2歳

 

和歌子=タクヤの不倫相手 34歳

タクヤと同じ企業に勤めるOL

 

彼女の話を少しずつ

つらつらと書いてゆきたいと思います。

彼女は今元気で、元気じゃなくて

それでも必死に生きています。

 

 

 

 

 

不倫相手の和歌子はタクヤに

 

 

 

和歌子

「返信はしないでください」

 

 

 

とLINEをしたわけだが、

そう送った1時間後

本当に返信していないタクヤに

 

ミキが娘ちゃんを出産した日の

Instagramの記事の

スクリーンショットが

貼り付けてあった。

 

 

タクヤが幸せそうに

娘ちゃんを抱いていたり、

出産直後の

親子3人で幸せそうなショットを。

 

 

 

 

 

 

なんかさ・・

 

 

怖い。

 

 

 

もう・・追い詰められてるやん。

 

 

 

と、思ったが、

和歌子がこんな風になるには

理由があった。

 

 

 

 

それは最低最悪の

タクヤの嘘だった。

 

 

 

和歌子が

LINEを連投する少し前の

タクヤの言い訳が最低だった。

 

 

 

 

 

タクヤ

「これにはわけがあって、

 

 俺とミキは事実婚なんだ。」

 

 

 

 

 

は?

 

 

 

 

 

 

タクヤ

「子供とは

 血が繋がってないんだ。」

 

 

 

 

 

 

あ?

 

 

 

 

 

タクヤ 

「ミキはもともとシングルマザーで

 色々あって事実婚だけど

 一緒には暮らしてないよ。

 

 信じられないなら

 戸籍を見せるよ。」

 

 

 

 

 

 

おい。

何これ。

 

 

 

 

これを読んだミキと私は

怒りに震えた。

 

 

タクヤはここまでして

和歌子との不倫を

継続させたかったのか。

 

 

 

いやでもつい数日前に

タクヤは自らミキに

 

 

 

「転勤届けを出して、

 引っ越したい。

 

 一緒に家族3人でやり直そう」

 

 

 

とか言っていたわけで。

 

 

つい昨日も号泣して

ミキにすがりついてきた。

 

 

 

 

 

 

 

タクヤ

 

 

あんたは病気なの?

 

 

 

戸籍を見せるって

そんな馬鹿馬鹿しいその場しのぎ

 

そんなことを言って

この後どうするつもり?

 

 

本当に見せたら、バレるけど?

 

 

 

 

ミキと籍を入れた日

2人仲良く区役所で

一緒に写真を撮って

私に送ってきてくれた二人。

 

 

 

ちびミキちゃんの出産の時には

飛行機や新幹線で移動する距離の

ミキの実家に泊まり込んで

立ち会い出産までしたタクヤ。

 

 

そんな事実を全て嘘にして

手に入れたかったものはなんなの?

 

 

 

そのLINEを読んだ翌日

 

 

 

 

ミキは念のために区役所で

「離婚不受理届け」を出した。

 

 

 

でもこの時私は

タクヤがここまでクズだとは

知らなかった。