登場人物

私=おもちゃのパンダ 38歳

一応企業の主任。ワーママ 1歳の娘あり。

 

これからの物語の主人公

ミキ=私の後輩 33歳

広告代理店でトップの売上を上げるワーママ

 

タクヤ=ミキの夫 27歳

有名企業に勤めてはいるがその実態は・・

 

 娘 = ちびミキちゃん 2歳

 

和歌子=タクヤの不倫相手 34歳

タクヤと同じ企業に勤めるOL

 

彼女の話を少しずつ

つらつらと書いてゆきたいと思います。

彼女は今元気で、元気じゃなくて

それでも必死に生きています。

 

 

 

 

頭を下げているタクヤを前に

何かを言いたげなミキ。

 

 

 

「まーまーいいじゃないのー」

 

 

 

 

と私たちは声をかけた。

 

 

それから男2人はお酒を注文した。

 

 

2人ともスポーツをやっていた為

途中から急に意気投合し、仕事の話で

共通の話題があったりしながら

和やかな雰囲気になってきた。

 

 

ミキとタクヤは、私たちの手前か

途中で目が覚めた

まだ幼い娘ちゃんの笑顔のおかげで

時間が経つにつれて

二人が交わす言葉も増え

結局3時間近く食事を楽しんだ。

 

途中、チビミキちゃんをあやすタクヤは

愛しい娘を見つめる、

よい父親にも見えた。

 

 

 

 

パンダ夫

「じゃあそろそろ

 お開きにしましょうか。

 テーブルチェックお願いします。」

 

 

 

個室の扉を開け、

夫が店員さんを呼び止めたその時、

 

 

 

 

タクヤ

「あー!いいですいいです!

 ここは僕がもちますから!!

 

 支払わせてください!先輩!」

 

 

 

 

そう言ったのは

一番年下のタクヤだった。

 

 

 

私(ん?なぜ?)

 

 

 

チラッと見えたレシートの

会計は4万円を超えている。

 

 

 

4万円のお会計を

タクヤが1人で払うという。

 

 

お祝いとはいえ私たちよりも

10歳以上年下の彼が。

 

 

 

わーい

 

タクヤくんありがとうー!

 

ごちそうさまでぇーーす!!

 

 

 

・・・とか、

 

 

思うわけがない。