Tサンに電話をすると、すぐに出た。


本当は迷惑そうな声をしてたらどうしようとか、

少し不安だった。

1週間ぶりのTサンの声。


「もしもし?」

優しい、ワタシの大好きなTサンの声。


「もしもし・・・今大丈夫だった?」


「うん。今帰り道。」


「そっか。。。お疲れ様。」


「うん。体調は大丈夫?」


え!?

なんでモコが体調崩してたこと知ってるの?(ノ゚ο゚)ノ


「なんで知ってるの?」


「え?何かあったの?」


ただ単に最近寒かったから、体調崩してないか心配しただけみたい汗


少し近況を話して、本題に。。。


「さっきのメール・・・

もう離れるって意味でいいんだょね?」


「・・・」


長い沈黙が流れた。


「一人で考えてると、どうしてもその方がいいように思ってしまう・・・。

モコは?考えた?」


「・・・最近、余裕がなくて。

別れる別れないとかまでははっきり考えられなかったけど、

Tサンもきっといろいろ余裕がなかったのに、

モコは今まで、すごく負担をかけてたんだなって思ったの。

前は、モコがいれば頑張れるって言ってくれてた。

でも今は、モコもTサンの負担の一部になっちゃったんだね。

でもね、『疲れた』って言葉は

Tサンが思うよりずっと悲しかったよ。」


「うん。。。分かってる。

なんかね、僕といると堂々と歩けないし

どこにもつれていってあげられないし、

普通に付き合える人といたほうがイイと思う。

申し訳なく思うんだよ。」



どうして、Tサンは堂々と付き合うことにこだわるのかな。。。


ホントはね、モコもこのまま会わないほうがイイ気がしてた。

でもね、声を聞いたらダメだった。

ただ涙があふれてきた。


「・・・Tサン。

モコはね、少しでいいから支えてほしいょ。

堂々と歩くとか、そんなことじゃないの。

会えなくても、連絡がとれなくても、

ただ一緒にいたいの。」


泣いてしまって、最後の方は言葉にならなくて

そんなワタシの言葉を、Tサンは静かに聞いてくれてた。