そのまま体を重ねてしまった。

Tサンがモコをギュッとしてくれたり、手を強く握ってくれたり、
ただそれだけで幸せだった。



エチが終わって落ち着いてから話を始めた。
でもTサンは
「(どうすればいいのか)わからない」の一点張り。

「僕がいなくても多分普通に過ごせるよ。モコは違うって言うけど、僕はモコの邪魔になってるょ…」

「じゃぁ別れるの?」

「…わからない」

「でも、そう思ってるってことは別れるってことにつながるじゃん」

「…わからない」

「何を迷ってるの…?」

「だってそんなスパっと割り切れるものじゃなぃし…」

「じゃぁ別れるって思ってるの?一緒にいたいと思ってるの?」

「…それは言えないし言っちゃダメだと思ってる。モコはわかってるでしょ」

「言ってくれなきゃわかんなぃよ」

「モコはどう思ってる?」

「…わかんない。離れなくちゃいけないって思ってるケド…離れたくないもんしょぼんでも、ずっと一緒にいられないこともわかってるし、Tサンに離婚してほしいとも思ってない。ただもう少し一緒にいたい」

「もう少しって…いつまで?」

「いつまでかなんてわかんなぃケド…今ではない」



結論のでない話し合い。
最終的に
・モコの視野をもっと広げること
・Tサンを『ついで』だと思うこと
・Tサンは気持ちをちゃんと言葉にすること
・今回は解決したわけじゃなくて、これからもお互いに考えていくこと

になった。



ワタシはまた
自分を甘やかした。