お嫁サマの話を聞いた時、
モコは『しばらく会うのやめよう』って言った。
そしたら『それってどういう風にとらえればいいの・・・?』って
Tサンが不安そうに聞いてきた。
モコは離れたいけど離れられない。
でも、お嫁サマにバレてしまったら。。。って思うとコワイ。
やっぱり自分が1番大事なのです。
Tサンはゆっくり話し始めた。
『今、色々なことが中途半端なんだ。
家でこなさいといけないこともあって、仕事もミスがあったり、
資格の勉強も進まないし。全部下がり気味。
そんな中で、今モコが離れていってしまったら、
もうすべてがうまくいかなくなってバラバラになっちゃうよ。。。』
私はTサンの歯車のひとつになっているらしい。
『会うペースは減らそう。でも週に1回は顔を見たい。
離れないでいてほしいよ。ダメかな・・・?』
そんな風に言われると、もう我慢できないよ。
『モコだってそばにいたいよ。一緒にいたい。。。』
そのあと、またTサンに抱かれた。
Tサンはモコの体を見て、
何度も何度も
『誰にも見せちゃダメだよ』ってささやいた。
モコはただTサンの目を見てうなずくだけで精一杯だった。
自分勝手な二人がここにいる。