お知らせです

今回の大地震で何か
できることはないか?
東北地方太平洋沖地震の
甚大な被害が報じられていますが、
家づくりに携わる者として、
人々の暮らしと
町の復興に役立つ活動ができればと、その仲間づくりを呼びかけています。
下記は、建築家kに送った文章です。
さっそく10社ほどの
仲間たちが参加を
表明してくれました。
<マザープロジェクト参加のお願い>
このプロジェクトは、
震災のショックが一段落した後に
必ず必要になってくる
仮設住宅の適正な在り方を考え、
住民参加型でそれを造っていくことを行政に提言するものです。
今、思い描くのは
次のようなシンプルな構想です。
まず、簡単にスピーディに
ローコストで作れる
仮設住宅の設計プランを
建築家と工務店で
知恵を出し合って創ります。
デザインについては
独居死などを回避することや
地域再生のシナリオづくり
という観点から
コミュニケーション誘発型の
配置プランを考えるなどの
アイデアを大切にします。
また施工技術的には
地域経済の再生を考慮に入れて
間伐材を使ったり、
コストダウンの観点から
新聞紙を断熱材に使用するなどの
アイデアも検討します。
この仮設住宅のプロトタイプたちを
行政に提示し、了承を得たら、
地域住民に参加してもらい
自分達の暮らしに合った
仮設住宅を選んでもらい、
それを建設するワークショップ型の
プログラムを提案します。
具体的な推進は、
インクルーシブデザイン研究所(九州大学)に担当してもらい公共性を
強めた活動にする計画です。
もちろん、今回の地震後の対策に
行政が早急にこのアイデアを
採用するとは限りませんが、
単なる既製の仮設住宅を
中央のゼネコンなりが持ち込んで
ポンと置いてそれでよしと
するのでは、
地域復興のはじまりとしては、
そのシナリオはあまりにも
お粗末な気がします。
もっとその土地に住む
被災者達の心のケアにもなり、
地域経済復興の糸口にもなる、
つまりは地域を元気にするような
シナリオが描けていないと
意味がないと思うのです。
(従いまして、今回もし不採用と
なっても今後の政策提言には
なるはずです)
取急ぎ、ここまでをまとめました。
詳細につきましては後日
ご案内致します。
ご賛同いただけます方はぜひ、
プロトハウスのホームページから
メールにてご返信いただくか、
ファックスくださいますよう
お願い致します。
この活動の旗印として、
マザープロジェクトという
名前を考えました。
「母なる大地」から取り、
大いなる自然の驚異に
さらされながらも、
その自然と共生していく
人類としてのメッセージを
込めた名前です。
プロトハウス事務局代表
桑原あきら
ただ今、提言書を作成しています。
出来次第、各位にご確認いただき、
行政に提言していきます。
これまでに学んできた
インクルーシブデザイン手法や
家づくりのノウハウが
少しでも活かせたらと思いますので
皆様のご助言などございましたら
何卒よろしくお願いいたします。
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