自分史上最幸のパフォーマンスで生きる 心魂(ココロたましい) 開花の専門家

田中まいこです。



あなたは、「老いる」というのが何か知っていますか?


(祖父の若い頃。左が私で、右が妹)

私の祖父は、93歳まで生きました。

1年7カ月間、我が家で自宅介護の時期がありました。



祖父は男尊女卑と年齢のプライドが強くありました。

祖父は、男ってだけで自分が偉く、年上が偉いから

同世代はほぼ亡くなってるしで、いつも自分が一番上とみる人でした。

晩年は、もういっつも怒りを周りにぶつけてもいました。


私や、ケアマネさんや、看護師さんや女医さんにも…。


男は女より偉い!年寄りは若いもんより偉い!と…。



怒りで怒鳴り散らして、正直私は戸惑いました…。

そんな姿を子供の時の私は知らなくて、

おじいちゃんの行儀のいい姿しか見たことがなかったんです。

世間体を気にする人でしたから。


祖父はきっと本音では生きていなかった。

いっぱい犠牲にしたものがあったはずです。


戦争世代だから尚更。

自宅介護した人なら必ず分かることですが、

「老いる」というのは、自分にごまかしが効かないことでもあります。



自分に偽って生きていたら、犠牲で生きてきたら晩年は怒りが治まらないんですね。

歳をとると理性が通用しなくなるんです。



母と祖父は、もう何度ケンカした事でしょうか。

親子だから余計に腹も立つし言い争います。

こういう光景を見ていると、本気で介護殺人ってあるのだなと痛感し、

もう私は冷や冷やでした。



生きた心地がしないほどに響き渡る祖父の罵声。



私はその度に、人の偏見は恐ろしいと感じていました。

歳がいったら偉い、男は偉い…。

本当にそうでしょうか…。



そんな経験は、私の人生を間違えなく変えてくれました。



今は、男も女も、年齢関係なく人と関わり、

尊敬するというのが分かります。

その上で男女の体力の違いは、もう素直に認めれます。
(昔はこれが難しく、男性に負けたくなかったのですがあせる 笑)



そして、気がつけば年下の方から私はいっぱい物事を教わっています。

そんな事すら、自分が色メガネでみていたら、気がつけなかった事でしょう。



おじいちゃんの亡くなり方は、私にとても大切な事を教えてくれました。

ありがとう、おじいちゃん!

そして、あなたの一周忌は過ぎていきました。いつまでも安らかに…。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 
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