私は、ある時から、すごくよく見えるようになってしまいました…!

臨死体験を経験してからです。

 

それは4歳の出来事。

 

当時、社宅の5階に住んでいました。私は留守番が苦手で、母が買い物に行っている間、さみしすぎて、窓を開けて外を見ながら、泣いていました。

 

「お母さん!どこ?早く帰ってきてー!!」

泣きながら、涙で目が見えなくなるまで大泣きし、窓に顔を出しすぎ、そのまま外に身を乗り出してしまいました…。

 

はっと思った瞬間、時すでに遅く、スローモーションで体が浮いて

落ちていきました…。

 

上から下に落ちる私。

 

ふわん

下から上へと風が不思議に吹いています。まるで、何かが支えてくれるみたいに…。

 

真下に車が止まっていました。車にはカバーがかぶせてありました。

その車のカバーが不思議な風に吹かれてクッションのように大きく、

車よりもとっても大きく膨らんで、周りの人たちは驚いたそうです…。

 

どん

カバーがなびいている車に着地しました4歳にはあまりにも衝撃が強く、

かといってアスファルトの上では即死でした…。

車とカバーに守られました。

が、血まみれで、

そして気が付くと、救急車の中でした…。

 

(つづく)