声に表現力を付ける　笑美声スタイリスト　名倉えり子です

道を横切った時からの続き　その②

後ろから「バンッ！！」という大きな衝撃音と共に
私の体はに大きく宙に舞い上がったのを未だに覚えてる。

それも気持ちが良い程、身体がフワっと浮かび上がった。
その時、キラキラっと光るひし形の光が私に降り注いだ。
映画のワンシーンのように美しかった。
その光は温かくて柔らかくてとても心地よかった。

あー、私は死んだのだ。とその時思った。
生きているのが辛かったから
もう、楽になれると思った。

走馬灯のように何やら映像も見えた気がした。
人が死ぬ時ってこんな感じって誰かから聞いたことがあったなー。
あーこれかと思った。

あれ？
死んだ時ってお花畑にいるんじゃなかったっけ？
なんて思った時、
誰かに大切に抱きかかえられるような感じを受けた。

次へ続く

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トラックに撥ねられるその②