長男はとにかく育てにくい子だった。
夜寝ないしこだわりと癇癪がすごいし全然じっとしてないし。
今思えば明らかに特性持ちなんだけど1人目だったし周囲も定番の「男の子だからね~」で済ますからこんなもんかと思ってた。
小学校は学校では問題なかったけど、時間までに準備ができず登校班に間に合わないことが多かった。
夜の内に準備しなさいと言っても
「夜の内に完璧にはできない!朝思い出すこともあるし!」
と頑なに準備しない。そして朝になってあれがないこれがないとやってるうちにいつも間に合わない。
中学年のとき大きなストレス要因があって、家で暴れることがあった。
当時身長が140㎝近くあったから、これ以上でかくなって暴れられたら対抗できんぞ、と慌てて小児精神科へ。
初診で「この子は特性あるね」と言われる。
ただ学校で問題なくやれていて担任から指摘などないのであれば発達検査はできないらしい。
「特性をカバーする能力も持ってそうだから大丈夫では」
とも言われる。
当時は大丈夫って言われても安心できず、何もしてくれないの?という不安の方が大きかった。
対策して、怒りなど感情が高ぶったときに飲むお薬があるから試しに飲んでみる?とリスペリドンを処方される。
結局「お水飲む」とか「部屋を移動する」とか別の方法で抑えてたので2回くらいしか飲まなかった。
本人も興味本位で飲んでたみたって感じで「効果あるかよくわからない」と言っていた。
ストレス要員がなくなり成長と共に落ち着き、現在は親から見ても本人的にも生きにくさはあまり感じてなさそう。
自分の特性はこうだからこういう対策をする、っていう工夫を自分でやっててすごいなと思う。
これが先生の言ってた能力なんだろうか。
長男と次男は性格も行動も全然違うから、長男は大丈夫そうだから次男も大丈夫!と思えないんだよな。
ADHDで兄弟でもこんなに違うんだな~と知りたくない知見を得てしまった。