病室のベッドで病衣に着替え、H先生から説明があるとのことで、ナースステーションへ移動。

夫とワタシとで話を聞く。

主な話は、先程ワタシが聞いた話を夫に。
そして手術に関しては、膵臓なので大きな手術になる。できれば緊急の手術は避けたい。
破裂後2〜3ヶ月待って炎症が落ち着いてから手術した症例もあり、嚢胞が破裂したところが塞がるようであれば、それも検討したい。
ここ2〜3日で緊急手術するか、待機後手術するかは、状況を見ながら総合的に判断していく。
膵嚢胞は悪性化することもあるが、そんなに確率は高くない。ワタシのが悪性かどうかは取ってみない分からない。

…そんな内容だったと思う。
ワタシ的には、とにかく手術して欲しかった。
今ものすごく痛いから。手術して腫瘍取ったら、痛いのなくなるんでしょ?
2〜3ヶ月も待ってからの手術なんて、仕事いつまで休まなきゃならない? そんなに休める、ワタシ?
しかも癌だったら…すでにお腹の中で飛び散っているのに、そんなに悠長に構えてて大丈夫?

もう先が見えなくて、不安しかない。
このあと、どうなるの?

最悪のパターンしか想像できない。

とはいえ、ワタシはすでに入院済み。

もうなすがままです。

痛み止めの点滴と抗生剤、絶食でお腹を休めて痛みがおさまるのを目指す。
このあと飲み物(水、お茶、スポーツドリンク)は可となる。


夫はとりあえずワタシの荷物を用意しに、一度自宅へ。
入院なんて想像してなかったから、何もない。最低限のものをリストアップして夫に頼む。
早くしないと子どもたち(小1と小3)を学童に迎えに行く時間になってしまう。


まとめた荷物を病院に持って来てもらった時には、もう面会時間は終わっていたので。

(面会は13〜16時のみ)

ナースステーションに預けてもらって、夫はとんぼ返り。


子どもたちは母親が入院したことなどまだ知らずにいる。事態を知った子どもたちの反応を想像すると夫に申し訳ないが、もうみんなに頑張ってもらうしかない。ごめんね、夫と子どもたち。

ワタシは、痛み止めが切れてくると差し込むような激しい痛みに襲われる。その度にナースコールして、点滴を追加してもらう。
点滴が効いてる間は、少しはウトウトと眠れた。

この先どうなるのか先が見えないまま、入院1日目は過ぎていった…。