今日は、このお知らせをしたい。
ぜひぜひ見に行って欲しい。
大石芳野さんの写真展『長崎の痕』
@長崎新聞社
あ〜原爆のね。
とか、
戦争の写真ね。
とかじゃない。
今日、じっくりと見させていただきました。
最初、なんの写真展かわからず、1枚目を見た時。
笑顔の素敵な写真でした。
でもその下の説明文は、笑顔なんかで読めない内容。
長崎の被爆者たちの今の写真。
あの日、あの時間、あの瞬間どこでなにをしてどのように被爆したか。
家族は。
そして、今の家族のこと。
たった3行くらいなんだけど、
そこには被爆者たちの人生が書かれている。
写真からは想像できない被爆という恐ろしい経験。
被爆の写真ではなく、
今の姿。
そこに笑顔があるのに、想像もできない経験をかかえている。
今までいくつもの戦争の写真をみてきた。
でもこの写真は、これまでのものとは違う。
今の写真。
だからこそ、これまでとは違う、
現実のものだ、昔々のことではなく、たった74年前のことなんだと感じた。
実際に起きたことなんだと実感した。
笑顔で今を生きる被爆者たちは、
実際にあの戦争を写真ではなく、
自分の目で、身体で感じたものなんだと。
私は同じ長崎生まれだけど、
母は島原、父は西海出身のため、身近に被爆者はいない。
この写真展は、
現実に被爆者たちが今生きている、
戦争は、過去ではない。
それを思い知ることができる。
ぜひみて欲しい。
戦争が二度とない、
平和を。
言葉だけでなく、リアルに感じるために。
もしかしたら、今街を歩いていてすれ違うおじいさんも、おばあさんも、
笑顔でいつも元気な姿だけど、
被爆した辛い過去があるのかもしれない。
今を必死に生きているんだ。
私たちが普通に生きられていることが、
いかに幸せな日常なのか。
平和が当たり前ではなかったことを、
わかっていたようで、改めて現実に感じた写真展でした。
長崎の被爆者たちの想いが伝わります。
長崎新聞社1階ギャラリーにて
9月17日まで。
入場無料です。