とくに演者の 間で、上下はないとおもいます。


スポーツもそうです。

個々人がお互いの役割を果たすことで、よい成果が生まれる。

通常の会社組織とは違う。会社はその組織の目標に従い、指揮命令がはっきりしていないと営営業成果がでない場合が大きい。

だから、芸能に一般社会の理屈はとはちがうとも云えるが、だからといって、『上げ、下げ』とフェルマータとか、細かいルールなどで、ことさらに上下間を強調し、叱責する慣習はおかしい。

上級生という概念すらおかしい。経験が長いだけで、彼女らは指導者ではない。

指揮命令権限はない。


つまり、芸能に上下はないのである。

芸能は関係者全員で上下なく作り上げるものだと思うのです。

たまたまその中で主役になったりするだけ…。

主役が偉いわけでもない。
芸歴が長いのは尊重されるのは、その道が長いから尊重されるのであって、決して偉いわけではない。
ただ長いだけです。

宝塚歌劇団に限らず、芸能では長年偉そうにしている芸能人もあまたいるやに聞く。

一般人から見たら、あくまでも芸歴が長いだけでしかない。

サラリーマン組織でも、社歴が長いから尊重されるだけ、その地位にいるから尊重されるだけで、その個人そのものは、いっさい偉くないのです。



だから、指導ではなく、演者間とか、会社組織のなかでは、指揮命令権限がない間柄では、あくまでもアドバイスなんですよ。


芸歴が長いから、社歴が長いから、『教えてあげる』『指導する』なんておこがましい。

なかには『ただ長いだけで役に立たない』方だっているでしょう。


誰しもそうした人間を思い浮かべることができるはず。


『老害』と言われる中年、老人も同じで、『経験があるから』、『今まで頑張ってきたから』、『年長者だから』とさまざまな場所でやりたい放題している方を見ると腹が立つでしょう。


みんな同根なんですよ。


だから、上級生は偉くないんです。


年長者としてリスペクトするのはヨシですが、『私は上級生なんだから、わたしを立てろ、私はトップスターだから立てろ、私のマインドとシンクロしろ、直接物を言うな、間の人間を入れて物を言え』なんて、おかしい。

たかが60人や80人の集まりでしょう。


年寄りだってそう『私は偉かったんだ、私はセレブなんだ、だから敬え』的な態度はおかしい。


なんて、下賤で野卑な人たちなんだろうと思ってます。


みんな成り上がり者の野卑で下賤なやからだと私は思ってます。