個人情報の管理、保護については、昨今の事故事例に事欠きません。
LINEヤフーの個人情報51万件の漏えいなんかはその最たるものです。
学校の先生が生徒の住所情報をUSBメモリで持ち出し紛失なども身近なところであります。

翻って、宝塚歌劇団はどうだろう。今更ながら、考察しました。



宝塚友の会は、宝塚歌劇団が曲がりなりにも管理しているから、まぁ、あの体たらくなので、かなり怪しいとはいえ、企業が管理しているから、マシでしょうが…。

私設ファンクラブはどんな管理をしているのだろうか?


チケット取り次ぎに際しての、memberへの連絡先(電話番号、メルアド)、会報などの送付先(住所)、会費の振込先、チケット代の振込先、氏名など、個人情報の塊を、何ら責任のない人々、個人情報管理の正しい知識のない一般人に委ねているとしか思えません。


だから、私設ファンクラブだともいえますが…。



なんと迂闊で、危ういのだろう…と思います。



私設ファンクラブ故に、紛失しても表沙汰にならなかったこと、そもそも『なんか、会員リストなくなったから、もう一度つくりま~す』とか『私のリスト見当たらないんだけど、●●さん、あったよね~貸してくれる~?』とかもあるだろうなと思いました。


結局、好きでしているだけの、ただの素人運営でしかないでしょうから。


そう考えたら恐ろしい。


そして、阪急電鉄、宝塚歌劇団は、私設ファンクラブで起きたトラブルは『当社ならびに宝塚歌劇団には関係ございません』と逃げることができるので、その意味で、チケットノルマを達成させるおいしさだけだでなく、個人情報漏えいリスクを省けるおいしさの、二度おいしいシステムだと気づきました。


どれだけの人がこのリスクを理解しているか?を懸念します。