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『フェルマータ』的なリンチと『上げ、下げ』がいつ始まったかは、わからない。


すくなくとも私の知人である80年代に入団したタカラジェンヌOGからは聞いたことはない。


まぁ、それに近いものはあったのかもしれないが、

新人公演の長の期が上級生から詰め寄られて、『フェルマータ』や『上げ、下げ』でリンチされたとは聞いたことがない。自主稽古は聞いたことはあるが、寝る時間がないとも聞いたことはない。


ある番手スターだった知人は、自主稽古を云われても、徹底して断ったそうです(笑)。

だから、周りから嫌われた…と云ってました(笑)。


たぶんに、時間的に余裕があったのもあるかもしれない。


ただ、2000年代に入るまでは、平日なら13時一回、土日祝11時、15時の二回、とバウホール、別箱は、不定期で中日劇場くらいで、地方は博多と札幌くらい。


まとまったオフは1ヶ月くらいあって、みんな余裕があったな~。


私は、いろんな縁故があって、10代だった80年代、いろんなタカラジェンヌのお姉さまに可愛がってもらった。


その縁故で、いまも多少ながらも親交をもっている。


たしかに、世間知らずで、高飛車な人もいる。正直、あほ~だなとも思うが、根は悪くない。

だからといって、全てを許せるわけでもない。

しかしながら、いまいまのタカラジェンヌたちの有り様は、狂気としか思えない。


くだらない、ルールが積み重なって、改めることができなかった。それは、実質的に中卒に等しい人が多く、中学卒業後、ふつうの学校教育を受けていない人しかおらず、ゆえに世間のことに理解が及ばず、阪急電鉄も社会人としての教育をしてこなかったツケでもあるが、つまるところ人としての倫理観の欠如でしかない。


また、私設ファンクラブやタニマチが、タカラジェンヌの身の回りの世話から、チケットノルマの捌きをして、甘やかしてきた歴史がらある。


だから、あり得ないトップスターや娘役トップが誕生したりする。


それは、相撲や歌舞伎にも通じるものがある。


宝塚は伝統芸能ではない。『所詮、少女歌劇』でしかなく、お稽古事、趣味の延長なんで、『阪急のお荷物』で良かったんです。


チケットの取り次ぎ代に 10万円を要求する組長もいるんだとか…。

まるで893のシノギやカスリの上納金みたいなことをしている…。


いやはや、ゲスいですし、卑しいですな。


だから先人は云うんです『本物の良家の子女は芸能で食ってはいかない。他人様に芸を見せて生業にするのは食い詰め者のすること』だと。


そして、いまや、宝塚歌劇団=パワハラ集団=常識に欠けるファン、みたいな世相の認識になりつつある。


私は25年前に外野に移りましたが、それはただしかったし、また、可哀想な人たちだな~と冷めてみています。