もともとは、以下のような経緯があるようです。



腐ったリンゴのメタファーの基となる格言「One bad apple spoils the barrel. (1個の腐ったリンゴで樽全体が駄目になる) 」は、1340年の「Ayenbite of Inwyt(英語版)」に中英語での類型が出現しており、その意味は「A rotten apple will spoil a great many sound ones. (1個の腐ったリンゴは莫大な量の健康なリンゴを駄目にする) 」である。


近代英語での初出はベンジャミン・フランクリンの1736年の著書『貧しいリチャードの暦(英語版) (原題 : Poor Richard's Almanack) 』で「the rotten apple spoils his companion (腐ったリンゴは仲間も駄目にする) 」と別言して使われた。また19世紀には説教の中で「As one bad apple spoils the others, so you must show no quarter to sin or sinners. (1個の腐ったリンゴが他のリンゴを腐らせるのだから、罪悪や罪人に慈悲を与えてはならない) 」と解かれることで広まった。


これを知っていて株主が言ったのかどうかはわからないが、阪急電鉄、あるいは宝塚歌劇団、宙組という箱で、1個の腐ったリンゴ、例えば、パワハラ上級生がそうだとしたら、そこが起点になって、周りをダメにするという理屈に当てはまる。


そして腐った上級生は周りを腐らせるのだから、そうした曰く付きの人物に慈悲を与えては成らないという理屈になる。


したがって、腐敗の原因とされるパワハラ認定された10人は宝塚から排除すべき存在になる。


『腐ったリンゴは切り捨てる』、つまり責任をとらせるべきという帰結になる。


『悪意はなかった』では済まされない事態に責任を取るのが、これからの人生のやり直しになると思うのだが、伝わらないよな~失笑です。