追記

阪急のお荷物だった『阪急ブレーブス』はオリックスに売却されて、西宮スタジアムも阪急ガーデンテラスやらなんやらに変わって跡形もなくなった。


仮に90年代後半から始まったマーケティングが失敗していたら、今ごろは、もうひとのお荷物『宝塚歌劇団』も消滅していたかもしれない。


現に、OSK日本歌劇団は近鉄の撤退や松竹の撤退で一時期、消滅していた。



だからマーケティングと私設ファンクラブとタニマチは宝塚の生命線。

まるで『満州は日本の生命線』と似ているな。

前者は世間を敵にまわし、後者は欧米を敵にまわした。

後者は敗者になったのだが…。


*****************************************************

宙組再開で歓喜している方も、そうでない方もチケット難民で泣いている人が多いようです。



私は宝塚ファンをいろんな意味で辞めて25年くらいになります。

宙組の御披露目公演はもちろん観ましたよ。姿月あさと、花總まりコンビ。
いまで
云うSS席と2階S席最前列で。

まぁ、昔はチケットぴあや阪急交通社でふつうに買えましたし、私の場合は、在阪私鉄関係で、80年代、90年代は半分くらいは頂きましたが、半分は阪急交通社で買いましたね~(笑)。



あの頃も私設ファンクラブは買いだめして、余ると大劇場とファミリーランドの前や宝塚阪急の前でダフ屋をしているオバチャンをしばしば見かけたもんです(笑)。

たぶんですが、2000年以降でしょうね~。
番手以上の役があれ?ってな感じになったのと比例してチケットノルマの噂や実際に勤務先で、番手以上の生徒の親の会社からチケット購入依頼がきたりしていた。

たぶん単なる貸切団体だけでなく、生徒の親、私設ファンクラブつながりの会社に買わせたり、プレゼントしたりして、友の会やチケットぴあなんかで販売が少なくなったと思います。結果、一般はまさにチケット難民ですね~(笑)。

なんだか近畿大学の入試みたいで、秋の公募推薦や指定校推薦、内部進学で半数以上を確保して、一般入試枠を狭くして競争倍率と一般入試偏差値を跳ね上げたのと同じです。



宝塚歌劇団も私設ファンクラブとタニマチ企業、社長さんのチケット買い上げで、一般販売をプラチナ化したんだと思います(笑)。

で、宝塚歌劇団もチケットノルマを捌ける俳優に良い役を与える、それはそうですよね、売上貢献しているから。

だから、昨年来のいじめ、パワハラ事件の行為者を処分すると少なからず、売上は減るわけですから。

当然に処分しないです。

まぁ、それって押し売りでも売上立てたら、客から「押し売りされた」とクレームがきても構わない理屈と同じです。

宙組のトップの親は大した販売網はなさそうですが、親の同期の絆で中小企業の社長はいるでしょうから、販売力次第でいかようにもするのでしょう。



私が知る限り、宝塚音楽学校は、かなり幼稚な大人を生産する組織なので、発想が稚拙です。だから経営側は売上を作れば役を与える的な鼻先にニンジンをぶら下げている感じは否めません。



月組なんて、天海祐希、久世星佳より後のトップなんて私からするとあり得ないし、宙組だって、ズンコとタカコ以降もあり得ないし、花組もヤンミキ、タモ以降もあり得ないし。

ヂャリ~ん!って銅銭の音がします。固い言葉でいうと銅臭がします(笑)。

てな訳で、チケットノルマ達成には私設ファンクラブやタニマチ不可欠で、捌くに当たり花代をとる方もいるやに聞きますし。花代って反社会的勢力の「シノギ」みたいですが、私設ファンクラブが反社会的勢力と繋がっていない保証はないですからね~(笑)。

チケットはあるところにはあるんですよ。

30年以上前ですが、ちょっとお願いしたら、別けていただいたので。

結局、集金システムが作れた生徒が勝ちなんですよ。
それって、自民党の裏金問題と根は同じです。

自民党の裏金はたしかに良くないですよ。政治資金規正法に違反し不記載したから。

でも花代って所得税法違反してないか?
まぁいいけど。(笑)