(個人名をアルファベットにしたため、関係者の立ち位置がおかしかったので訂正しました。)


私がもらわれ子だということは、前々からかいていますが、養母も複雑な家系です。それは、彼女の歪んだ人格形成に影響を与えただろうことは否めません。


まず、養母 T(便宜上Tとします)は、父Xと母Yの間に生まれます。

しかしながら、YにはZという妹(Tからみたら叔母)があり、ZはAという旧満州国に駐留する関東軍将校と結婚していました。


ちなみに将校Aは先妻Bがいましたが、先妻Bは死産の末に産褥が悪く亡くなりました。
そのBの従姉妹であったZが後妻として旧満州国関東軍将校Aに嫁ぎました。
叔母Zは過酷な気候の旧満州国で風土病に罹り子どもを産めない身体になり、戦後に姪であるTを養子に迎えたのです。

なので、私には養母Tのみならず祖父X、祖母Yも血の繋がりはありません。義理祖母Zとも血縁関係はありません。


義理祖父Aは死ぬまで亡き先妻Bさんを忘れなかったようです。そして後妻である祖母Zは従姉妹であるBと比べられながら生きていたようです


時代的に『産まず女』と言われようで、性格がいびつな感じでしたが、私には優しい義理祖母Zでした。義理祖父Aも基本的に私には優しかったです。


しかし、二人はTには厳しかったというか風当たりがきつかった。まぁ、Tが意固地で可愛げがなかったからでもありますが、とにかく仲が悪かった。

そんななかでTはAZの跡を継がずにCと結婚して飛び出して、さらに関係を悪化させました


そうした家庭環境ななかで、Cの伯父であるDの妾腹の子である私はCTの子として預けられて、虐待されることになるのでした。