宝塚音楽学校って、教育機関ではないんですよ。
みなさん分かってないけど。あれは無名塾やOSKの俳優養成所と同じなわけです。

そこに義務教育を終えたばかりの中卒15歳から高校中退、高卒18歳までが集まるわけで、精神的に未熟な人間に過度な上下関係、謎の掟で支配する環境におくことが、本当に少女たちの人間的成長に資するものなのか?と長年、思っています


むかし『加古まちこ』さんが『風さやか』さんのトーク番組で話していたのが、加古さんは女学校を卒業して音楽学校を卒業しての初舞台だったから21歳だったと。凛としていて、かつ常識的な感じでした。

つまり、年齢的に中等教育を受けてきた方は、やはりそれなりに常識的な人間になっています。 10代の多感な時期を世間に交わり成長した上で、音楽学校に入ることが、あの稚拙で卑しいいじめやパワハラを自制することができるのではないでしょうか。

いろいろ難しいことはあるでしょうが、精神的に未熟なままで、あの閉じられた環境では、非常識な人間を作り出すだけで、今回の悲劇はまた繰り返されると感じます。

ましてや、阪急阪神ホールディングスは宝塚歌劇団を収益の柱にしているのですから、未熟な少女たちから搾取しているように見えます。

80年代、90年代までの牧歌的な時代なら、今までの入学年齢でもよかったかもしれませんが、売上追求している現状では、それは精神的、肉体的な労働搾取状態で、働き手は精神的に異常な感じになると思います。

たぶん、私の見解は阪急阪神ホールディングスには響かないし、宝塚歌劇団、音楽学校も変わらないと思います。

ただ、責任の所在を明確にし、組織として、個人としての責任を取らせた上で、改革しなければ、また悲劇は繰り返されると思います。


同じ関西私鉄の経営者一族に生まれた者としての詮ない思いです。