以下の内容をInstagramとfacebook.に掲載しました。
少なからず宝塚OGの知人がいるので、目に入るように。
彼女たちの良心に届くように。

ほんとうは、こんなこと、掲載したくないのですが、
あまりに悲痛な訴えなので、神戸新聞に掲載された、タカラジェンヌの故人の方の妹さんのコメントを貼っておきます。

どうか、過去の自らの過ち、悪しき慣習を振り返り、声を上げていただきたい。

過去の過ちを懺悔することは、自己否定ではなく、未来への新しい道だと考えてください。

「時代が違う、私は違う」ではなく、貴方たちにもあったはすです。辛かったこと。
それは芸の為の試練ではなく、いじめやバワハラだった可能性が高いものであったことを理解していただきたい。
時が時ならあなた方も加害者だったのかもしれないのです。

 ◇神戸新聞NEXTに妹のコメント全文

 妹の訴え(全文)は次の通り。

<訴え>

 妹(宝塚歌劇団現役団員)

 私は遺族として、大切な姉の為、今、宝塚歌劇団に在団している者として想いを述べます。いくら指導という言葉に置き換えようとしても、置き換えられない行為。それがパワハラです。

 劇団員は宝塚歌劇団が作成した【パワーハラスメントは一切行わない】という誓約書にサインしています。

 それにもかかわらず、宝塚歌劇団は、日常的にパワハラをしている人が当たり前にいる世界です。

 その世界に今まで在籍してきた私から見ても、姉が受けたパワハラの内容は、そんなレベルとは比べものにならない悪質で強烈に酷い行為です。

 厚生労働省のパワハラの定義を見れば、姉が受けた行為は、パワハラ以外の何ものでもありません。

 宝塚は治外法権の場所ではありません。宝塚だから許される事など一つもないのです。

 劇団は今に至ってもなお、パワハラをおこなった者の言い分のみを聞き、第三者の証言を無視しているのは納得がいきません。

 劇団は、生徒を守ることを大義名分のようにして、パワハラを行った者を擁護していますが、それならば、目撃したパワハラを証言してくれた方々も、姉と同じ生徒ではないのですか。

 そもそも【生徒】という言葉で曖昧にしていますが、パワハラを行った者は、れっきとした社会人であり、宝塚歌劇団は一つの企業です。

 企業として、公平な立場で事実に向き合うべきです。

 スケジュール改革や、各種改善策に取り組んでいるような発表をしていますが、姉の死を軽視し、問題を曖昧化しているとしか思えません。

 これ以上姉と私たち遺族を苦しめないでください。

 姉は体調を崩している訳でも、入院している訳でもありません。

 二度と帰ってきません。

 姉の命の重さを何だと思っているのでしょうか。

 劇団は、「誠意を持って」「真摯に」という言葉を繰り返して、世間にアピールしていますが、実際には、現在も遺族に誠意を持って対応しているとは思えません。

 これ以上無駄に時間を引き伸ばさないでください。

 大切な姉の命に向き合ってください。

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