もう2番25年前です。
無敵のキャリアガールと付かず離れずの関係にあった電機メーカー勤務時代、取引先である大手住宅メーカーに出入りしてました。
そこの役員は、銀行の役員をしている伯父と知り合いなんで、よく出入りしていました。
そこの受付に仮名・酒井美紀さんという綺麗な方がいて、途中から仕事にかこつけては足しげく住宅メーカーの役員さんを訪問していました。

とうぜん、手土産を役員さんと受付さん一同向けの二つを自腹で。


そうしているうちに受付の人たちも私が酒井美紀さんを意識していると気づいて、私が訪問すると必ず酒井さんが応接してくれるようになりました。
そんなある日、住宅メーカーの役員から呼び出され「ロバートくん。君はうちの酒井くんをどう思っているのかね。実は社内で噂になっていてなぁ。君のこと。」「でだ、酒井くんはロバートさんは私のこと。どうお考えなんでしょうか?と相談されたんだ。」とただされました。
面倒な家系なんで恋愛と結婚は別だと躾られた身としては「はい。好ましく思っているのは間違いございません。」とだけ答えたら、「わかった。では私が仲人になって一席設けるから。君の伯父さんには私から話を通しておく」と即断され、私は酒井さんとお見合いすることになったのです。