私はかつて新興宗教に帰依していた。というか、病弱だったから毒母は知人から紹介されて宗教に埋没した。
その宗教の創始者は病の人を治す霊力と将来を透視する力があることを売りにしていた。
経典はなく、孟子、老子、天台仏教、神道を混ぜ合わせたoriginalだった。
私は長じて、その宗教の広告塔的な存在になった。大学受験で成功し、就職で成功したから。
そこに親族が華麗なる一族だったから、人はおのずと寄ってきた。
なんか人間は欲と道連れ天気がなんだなと嫌気がさした。
教えもへったくれもなかったな。毒母も含め信徒は人間的におかしい人格が壊れていたな。
そしてなにより創始者は表の面と裏の面があって、金に汚く、糟糠の妻を離縁し、若い妾を妻にして、ぜいたくをしていたな。
それを内側から見たときに辞めた。
いま、世の中で統一教会の問題が騒がしいが、新興宗教にはあるあるだ。
信教の自由と公共の福祉のバランスが大事だ。
信教の自由によって家庭が崩壊するのは宗教の本旨に悖る。
宗教はもっと襟を質すべきだと思う。