仏壇処分の為、御住職様に来て頂きました。
かなり、メンタルやられまして、その後、直ぐにブログを書く気になれず、家に帰ってから、シューズクローゼットの断捨離や掃除をしたりして、数日気持ちを落ち着かせていました。

次女もブーツや冬服を取りに来てくれたので、少しスッキリしました。


今日のブログは、実際の会話、言い回しとは少し違っているかもしれませんが、どんな内容だったのか、記録に残したいので、アップします。




11月2日(木)11時前に、実家到着。
仏壇の掃除、お供えをした。

仏花
水、お茶
常用饅頭
ビール(父の好きな銘柄)
ゼリー数種類(妹が最後に食べたのは、ハーゲンダッツのアイスクリームだったけど、これは無理だったので。。)




13時前に、檀家の住職様が来られた。いつもの袈裟ではなく、全身真っ黒。

中に入り、直ぐに始められると思ったが、、、

仏壇の中を見て、


住職様「仏壇を処分されるのですね。位牌は、3柱ありますね。」


奥にある位牌を3柱手に取り、手前横並びに並べた。

「はい。」


「お父様、妹さん、これは、祖父母にあたるのかな?。」


「はい、そうです。」



「祖父母の方は、もう100年?(いや、そこまで経ってないが80年は超えてる)これは、仏壇と一緒に抜魂したら宜しいけど、お父様と妹さんも?」



何故、敢えて聞く?滝汗
電話で、そう伝えたんだけど。。


「はい、、、、そのつもりです。」


「妹さん、来年23回忌ですね。」

滝汗

妹の法要は、13回忌までで、それ以降はしていません。 

「、、、、、。」


「お母様は、なんて仰ってる?」


「母は、全部処分したらいいと。。」


「失礼ですが、認知とかは?」


「認知機能は低下していますが、今は自分の意思は伝えられます。」


「お母様は、亡くなられた後も法要されていましたので、この2つの位牌は、私の方でお預かりして、保留も出来ますよ。」


「保留ですか。。」


「住職様の位牌を残せ」圧が凄い。。滝汗


「お母様が亡くなられた後は、位牌は作られないと仰っていましたが、戒名もつけない?戒名を付けず、俗名のままという考え?」

「いえ、位牌は作りませんが、戒名は、父と妹と同じ様につけて頂こうと思っています。位牌がなくても、過去帳でそれが出来ると電話で伺ったので。。」

「そうですか。。その時は、私の方で戒名をつけさせて頂きますよ。お葬式の読経もさせて頂きます。」

「はい。ただ、この家は、もう処分する予定で、現在、母は私の家の近く〇〇におります。」


「それなら、××(近隣市)にも伺った事があるので、大丈夫です。」

「良いんですか?」

「はい。」

「その後の法要ですが、仏壇がない場合は、どうすれば良いのでしょうか?」

「娘さんの自宅でされるか、お墓でされるかですね。」

「私の家ですか?仏壇、位牌がない状態でですか?」


「今は、仏壇を置かなくても、小さめのテーブルの上に置かれて法要する場合もありますよ。お墓でも、法要出来ます。霊園に法要出来るところもありますしね。」

「そうなんですね。」

「ご主人には、相談されましたか?」

「はい。しましたが、なにも言ってくれません。 ここの仏壇を置くのは、反対です。義実家の仏壇を置くか、新しく購入するかですが、そこに、父や妹の位牌を入れるのは、たぶん嫌なのだと思います。」

「そうですね。」

「3月に電話で相談してから、ずっと悩んでいました。母は、全部処分すればいい。と言うけれど、それでいいのか。。父の位牌は、まだ新しいですし。。私の気持ちが決まらなくて。。」

「では、一旦お父様と妹さんの位牌は、保留にされたらどうですか?」


ショボーンとてもとても辛いお言葉。。
やっと決心したのに。。 
やはり、残した方が良いのだろうか。


「私の子供2人で、娘です。既に嫁ぎました。
私の代までなんです。嫁いだ娘たちに、父、母、妹の法要までは頼めません。

母は、骨折して救急搬送され、今は老健にいます。今年、2回入院しました。

義母も施設にお世話になっていますが、今年4回入院しています。

夫は、2年前から名古屋に単身赴任になり、今年から東京に転勤になりました。

そして、最近、癌が見つかりました。今は、手術前の検査中ですが、来年1月に手術を受ける予定です。


母の施設費用20万円と入院費
夫の治療費がかかります。

それで、私も決心したんです。」



もう、目頭が熱くなるのがわかりました。



わかりました。
ご主人も、そんな状態では考える事も難しいでしょう。貴方がこのままでは、倒れてしまう。

もうご先祖様には、
許して頂きましょう。

では、仏壇と位牌三柱の抜魂供養を始めます。




覚えている限り書き記しましたが、30分話しました。
その後の抜魂供養は、10分ほど。
(その間、ずっと手を合わせて目を瞑ったまま、お父さん、ごめん。妹、ごめん。を繰り返していました。)

ネットで調べた通り、今まで聞いた事がない読経でした。


終わると、住職様が、仏壇の中を全て確認して下さり、


マッチが沢山出てきましたね。 
封の空いているのは、湿気ているでしょうから、処分しましょう。
新しいマッチは、頂いて行って良いですか?


はい。


新しいお香も出てきました。
これも頂いて行っていいですか?


お香は、炊きますので置いておいて下さい。
(箱入りで、沢山入っているお香でした。)


中央に祀っていた大日如来像は、木製。
両端に祀っていたのは、掛け軸でした。
これも、位牌と一緒にお焚き上げして頂きます。
遺影も額から外し、写真のみ預けました。


仏壇に付帯している小物、御膳類も、仏具屋さんが引き取って下さると聞きました。

引き出しの中身を見ていたら、


あっ!Y仏壇屋で購入されているじゃないですか。私が、紹介する仏壇屋です。もうお母様と娘さんの名前を伝えてありますので、「〇〇院の紹介で、、、と名前を言って頂けたら、ここで購入されているし、便宜をはかって下さると思いますよ。


寸法をはかりましょうか。


住職様は、メジャーも持参してくれていたが、私は既に計測済み。


幅57cm×高さ149cm×奥行き56cmでした。
黒檀の仏壇で、購入価格は約100万円。


何か書くものはありませんか?
寸法を書いておきます。


私が探していると、


このお布施頂いて宜しいか?


はい。
読経が終わって直ぐに、仏壇の整理を始められたので、私はお茶と常用饅頭の用意していた。 
それと一緒に渡すつもりが、どんどん仏壇の中身を出されている状態で、渡すタイミングを逃してしまったのだ。


お布施 名前

の書かれた表書きの中央に、
マジックペンで、仏壇の寸法が書かれた。
もちろん、お布施、名前にも重なっています。


滝汗えっ?そこに書くの?


そして、領収書を受け取った。 
今までは、法事の時に受け取った事はありません。


電話で聞いてみたんです。
「大変失礼ですが、母に報告しなければいけませんので、領収書をお願いする事はできますか?」

母の貯金から支払った領収書は、残しておきたかったのです。

領収書には、

(母の名前)様
金一萬五千円
〇〇家仏壇抜魂供養のお布施として

〇〇院


と書かれていました。


仏壇の中から、新しい過去帳が出てきて、


これに、記入して送りましょうか?
少しは、これで気持ちが安心するでしょう。


と言われた。
過去帳って、亡くなった日にちのところに書くんですよね。義母宅で見た事があります。
偶然ですが、父と妹は27日に亡くなりました。
せっかくなので、お願いする事にしました。

私の住所を伝えました。 
(電話番号は既に伝えてあります。)


書留で送って下さるそうです。


大日如来像、掛け軸
位牌、過去帳 おつとめ本とカセットテープなど

目の前にあるプラスチックのコンテナを指差し、


それ1つ貰っていってもいいですか?


と私がテーブル代わりにしているコンテナを1段欲しいと仰る。



これね。

物が入っているんですよ。


慌てて出しました。




このまま、車に積んで帰られました。


その後、花と線香を持って、お墓参り。

報告して来ました。

(霊園は、実家から自転車で7分くらいです。)


現在、仏壇屋には、まだ連絡していません。

明日までには、連絡します。

「はよ、せえよ!」というツッコミは無しでお願いします。


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