妄想
最近、YouTubeを開くたびについ再生してしまうのが、DECO*27さんの「妄想感傷才囚連盟」。ボカロ曲特有の、あの小気味いいリズムとキャッチーなメロディ。でも、何度もリピートしているうちに、ポップな音の裏側に隠された「煮え切らない感情」みたいなものが、今の自分に妙に刺さっていることに気づいた。「愛を説いて 恋を説いて」というフレーズが耳に残るけれど、この曲が描いているのって、ただの甘い恋愛じゃない。お互いにどこか冷めていたり、分かり合えないことを悟っていたり。でも、それを「妄想」や「感傷」で塗り固めて、なんとか繋ぎ止めているような、あのヒリヒリした関係性がすごくリアル。真っ直ぐな応援ソングよりも、こういう少し歪んだ、でも本音に近い部分を突いてくる歌詞の方が、今の気分にはしっくりくるんだよね。特に、サビの盛り上がりで感情を一気に吐き出すような構成が最高に気持ちいい。仕事で溜まったストレスとか、言葉にできないモヤモヤを、代わりに叫んでくれているような感覚。YouTubeのコメント欄を眺めていると、みんなそれぞれに自分の経験を重ねて聴いているのが分かって、「ああ、みんなこういう葛藤を抱えて生きてるんだな」って、ちょっとだけ勝手に仲間意識を持ってしまったり。MVのスタイリッシュな映像も相まって、視覚的にも聴覚的にも中毒性が高すぎる。気づいたら「もう一回だけ」って、リピートボタンを押しちゃうのが最近の夜のルーティン。明日もまた、この曲の小気味いいテンポを頭の中で鳴らしながら、淡々と日常をこなしていくつもり。しばらくはこの「感傷」に浸る時間が、私にとっての密かなデトックスになりそう。