入浴の目的は「洗浄」ではない
もちろん垢を落とす事も清潔さを保つ上で必要ですが、入浴の最大の目的は別にあります。それは…↓
1.体に水圧をかけること
2.体温を上昇させ末梢循環を上げて巡りをよくすること
3.免疫力をあげること
4.浮力で体重を軽くすることです
女性は毎月の生理やPMS、偏頭痛などで薬局やドラッグストアで買える、ロキソニンやボルタレンなど市販の(非ステロイド性抗炎症薬、解熱鎮痛剤)を使っている方が多いですが、コレらは、全て体の末梢循環を悪くしてしまいます。
女性がPMSや生理痛による症状を緩和しようと薬を飲めば飲むほど、実は子宮内膜の血液循環が悪化します。なのでPMSによる頭痛や生理痛は使うほど、どんどん悪化し、まさに悪循環になります。
またこのロキソニン以上に血液循環を悪化させるのがステロイドです。アトピー性皮膚炎など、使えば使うほど皮膚の症状は悪化してしまい、汗腺が減少していき、皮膚からのデトックスもできなくなってしまいます。
だからこの2つは辞めた方がよいです。ただし、わたし自身が経験済みなのでアドバイスさせて頂くと、いっきに辞めない事が大切です。いっきに辞めるとですね、薬で蓋をしていた分だけ吐き出すので大変です。
自然療法を薦める方々は毒出しだと言って済ませますが、本人はたまったもんじゃない、死にたくなるほど呪いたくなるほど見るも無惨な自分の姿に意気消沈して精神衛生的に大変よろしくありません。
ですから少しずつ辞める方向で体質改善していく事が重要です。体の末梢循環が低下すると、末梢の体温まで下がり、冷え性になって体内環境が悪化します。
西洋医学では不可能な事も、漢方薬や東洋医学では可能な事も多くあります。漢方薬や入浴で末梢循環を改善することが可能ですし、体温を上昇をさせることも可能です。
体温が1℃下がるだけでも免疫力(白血球機能)はなんと、37%も低下、代謝は12%も低下、酵素の働きは50%も低下してしまいます。
となると当然、癌やアレルギーを発症しやすくなるのです。
とても些細な事で心身共に反応してしまい神経症的にもなります。
入浴しないでシャワーばかりの生活習慣の方ほど、癌患者が沢山いるとドクターから聞きます。
たとえば入浴しない方で4~5年シャワーしかあびないでいたら、30代で乳がんを3回も発症。また20年以上入浴せずに洗うだけという60代の方が筋肉萎縮症に、その他にも10年以上シャワーだけという方で直腸癌になり末期でなくなったり、毎晩冷えたビールを呑むという方も入浴しないので胃がんで亡くなった方など…まあ沢山いるのです。
癌やアレルギー予防の入浴
入浴の大切な目的は
・末梢の細い血管・血液・リンパ系の循環をよくする事
・体温も上昇することで免疫力を高める事
・結果→癌の予防やアレルギーの予防をすることです。
ですから低い温度の風呂に長く入っても、体の深部体温が上昇しなければ全くの無意味、逆に体の塩気が抜けて、貧血にもなりかねません。
昔ながらの銭湯や温泉は、43℃くらいという高温です。今ほど、こんなに癌やアレルギーや自己免疫疾患という病はありませんでした。
入浴時の水圧と浮力が体に良い理由
◎入浴のもう一つの目的は体に水圧をかけることです。
体に水圧がかかることで、一日立って重力がかって、むくんだ下肢(ふくらはぎなど)に貯まった疲労物質を体内に戻して、腎臓で老廃物を濾過して排泄を促します。
水圧がかかることで腎臓にも膀胱にも圧力がかかるので、おしっこが出やすくなるからです。
◎最後は、浮力によって重力から解放されることです。
お風呂に入ると体重は十分の一に減ります。浮力がかかると体というのは造血能が上がって新しい血液が生まれます。当然、免疫力もあがりますし貧血にも良いのです。体ってよく出来ていますよね。
◎気をつけたいのは入浴の仕方です。
たとえば危険なのは貧血の女性が、ぬるめの風呂で半身浴などを続ける事です。半身浴をすると上半身の体温は下がるので当然おっぱいの温度も下がるので乳癌になりますし、浮力もかからないので巡りの悪い体温の低い言わば癌やアレルギーを発症させるような生活習慣をしているわけです。ドクター曰くこういう方が多いそうです。
風呂は熱い温度で顎までつかり
体温を上げて
浮力と水圧を体にかけて
入浴するのがとてもよいのです。
また低体温はうつ病にも関与すると言われています。
◎正しい入浴の仕方によって
・体の末梢循環の巡りを改善し
・体温を上昇させて
・鬱やアレルギーや癌
・自己免疫疾患などにならない
その為のセルフケアとして
体温を36.5℃以上の平熱にするような
習慣を始めてみて下さいね。