原子力発電関連銘柄 | 関連銘柄学

原子力発電関連銘柄

関東天然瓦斯
開発
1661 東電<9501>傘下。千葉県で天然ガス生産。子会社の大多喜ガス等に販売。ヨード(ヨウ素)で世界有数。
放射能汚染が起きた場合、放射性でないヨウ素の大量摂取により、あらかじめ甲状腺をヨウ素で飽和させる防護策が必要である。

07年12月期予想(前年同期比)
売上高:7%増
経常利益:3.7%減
当期利益:11.2%減
富士電機E&C 1775 富士電機<6504>グループの電気工事会社で、水処理、環境施設の工事が主力。加えて、エネルギー関連にも注力中ということで市場が注目。
人気の原発や電力プラントなどを手掛けているほか、08年3月期は経常増益の予想で、今期末には無借金経営になる見通しと。
東京エネシス 1945 原子力発電所の建設工事および補修工事に従事し、多くの経験を積み上げ原子力発電所の安全・安定運転に貢献。
高度な技術・技能や経験を活かし、原子力発電所の圧力抑制室内の水中塗装工法など新技術に積極的に取組む。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:2%増
経常利益:8.9%増
当期利益:12.4%増
新日本空調 1952 三井物産<8031>で三井系企業の工事比率が高い。原子力関係に強み。
原子力施設の換気空調系ダクトの経年劣化に対する診断方法を独自に開発。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:9%減
経常利益:10.7%増
当期利益:34.6%増
日揮 1963 わが国初の再処理工場の設計・建設・試運転や、原子力発電所の放射性廃棄物処理施設の一括設計・建設など、数多くの原子力関連プロジェクトを遂行。
再処理施設や原子力発電所向けの廃棄物処理技術の開発、放射性廃棄物処分関連の基礎研究など核燃料サイクル全般にわたる研究開発を進めている。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:9%減
経常利益:21%増
当期利益:23.8%増
太平電業 1968 発電所主体のプラント工事会社。原子力に強い。海外据付工事も実績大。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:1.1%減
経常利益:28%減
当期利益:25%減

ゴミ処理施設・PCB廃棄物処理設備などの環境装置、石油・化学プラントや製鉄所、さらには海外のプラント設備の建設工事でも幾多の実績を残している。
日立プラント
テクノロジー
1970 「計画・設計から工事」まで全てのプロセスを対象としたエンジニアリング力を持つ強みを活かし、多くの新工法や点検・保守設備、廃材処理設備の開発を行い、原子力発電所の予防保全工事の短工期化要求に応える。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:0.9%減
経常利益:35%増
当期利益:52.9%増
東芝プラント
システム
1983 東芝<6502>直系のプラント据付工事会社。
原子力プラント(商業炉、開発炉、核燃料リサイクル設備等)のエンジニアリング、建設、定期検査及び改造工事、フィールドサービスなどを手がける。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:9%減
経常利益:41%減
当期利益:41%減
双日 2768 07年7/13、遠隔制御技術を持つフランスのサイバネティックス社(マルセイユ市)に7.1%出資し、原子炉解体事業に参入すると発表した。出資金額は2~3億円。日本の原子炉解体工事の請負や、遠隔操作装置を納入する合弁会社を設立すると。
アルコニックス 3036 化合物半導体、電子材料、原子力発電・火力発電、化学工業機器向けのチタン製品、ニッケル製品等の機能材、ガリウム、ゲルマニウム、インジウムなどのレアメタル、レアアース(希土類元素)などの輸入・販売等を手掛けている。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:8.4%増
経常利益:3.7%増
当期利益:3.5%増
大陽日酸 4091 原子力発電所で冷却用や保安ガス用として、微量酸素注入装置・CO2除去装置・アキュムレータ窒素充填装置等を設計・施工している。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:5.7%増
経常利益:0.1%増
当期利益:2%増
ステラ ケミファ 4109 製品の柱である「ホウ素」は、原子力発電の使用済み燃料の保存容器や原子炉の冷却水の材料として生産しているが、がんの放射線治療に応用する試みも進んでいる。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:16.7%増
経常利益:8.4%減
当期利益:1%増
細谷火工 4274 原燃が行う使用済み核燃料を再処理する際に使用される再処理剤(使用済み燃料からウランやプルトニウムを回収するための化学薬品)の製造。
再処理工場では、平成19年度中に本格稼動へ移行する予定。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:11%減
経常利益:7%減
当期利益:3.7%増
マークテック 4954 非破壊検査用の薬剤・機械の最大手。業界シェア3割強。鋼材印字装置も。高炉・自動車に強み。
「アオタケゾール」はエアゾールタイプのケガキ(罫書き:加工場所を示す線を正確に書き込むこと)剤で、硫黄・ハロゲンの含有量が少なく原子力用機器にも使用できる。

07年9月期予想(前年同期比)
売上高:12%増
経常利益:7.7%増
当期利益:4.9%増
新日鉱HD 5016 JOMOの「ウレアグリース」はウレア系化合物を増ちょう剤とした耐熱性、耐水性の長寿命型グリースで、耐放射線性能が良く、原子力発電所などにも使用。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:0.2%増
経常利益:29%減
当期利益:16%減
東洋炭素 5310 黒鉛の持つ特性に加え、耐放射線性やプラズマ特性を生かし、高温ガス炉や核融合炉用として国内外で脚光を浴びている「原子力用炉心材」や、核融合炉で発生した高温プラズマを閉じ込める為、及び真空容器を保護する目的で使用される壁材「核融合装置用第一壁」を揃える。

07年5月期予想(前年同期比)
売上高:17.7%増
経常利益:28%増
当期利益:31.8%増
日本碍子 5333 エネルギープラント向け焼却炉を、日本全国すべての原子力発電所に納入。
近年では低レベル放射性廃棄物の更なる減容化を目的とした高周波誘導加熱様式を採用し、高周波溶融炉を開発。金属、保温材、コンクリートなどのあらゆる廃棄物を安定して固定化することが出来る。
また排ガス中の放射性物質を確実に除去するためのセラミックフィルターを有するなど、日本の原子力発電に欠かせない設備を多数取り揃えている。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:6.2%増
経常利益:3.3%増
当期利益:5.4%増
日本坩堝 5355 原子力関連用特殊ルツボ「キャニスタ」は、最先端のルツボ製造技術により日本で初めて製品化された、原子力産業の未来を担う画期的な新製品として注目。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:2%増
経常利益:26.9%増
当期利益:45%増
エーアンドエー
マテリアル
5391 子会社のアスク・サンシンエンジニアリング株式会社がプラント熱絶縁工事、プラント耐火被覆工事、空調設備工事、防音工事、放射線遮蔽工事および環境エンジニアリング事業を行う。
放射線遮蔽材「NEUTRON-TEX」は、これまでの遮断素材よりも、軽量・加工性・高性能・利便性・汎用性などの面で優れ、放射線のうち透過力が強く人体に甚大なダメージを与える中性子線を吸収することにより、人体への影響を軽減する画期的な新素材と。
ニチアス 5393 火力・原子力発電所や石油プラント向けの保温保冷工事。
住友金属工業 5405 住友商事<8053>と共に、中国の秦山(QINSHAN)原子力発電所向けに、蒸気発生器用伝熱管(SG管:Steam Generator Tube)を初めて受注。
神戸製鋼所 5406 原子力発電所要の各種機器に加え、使用済燃料を輸送する容器の除染および保守を行う施設、放射性固体廃棄物の無人搬送システム、多種多様な雑固体廃棄物の焼却・プラズマ溶融施設、再処理における放射性廃液の濃縮減容設備など、高度な技術を必要とする原子力プラント・機器の提供において、豊富な実績を有する。
日新製鋼 5407 ステンレス鋼はその優れた耐食性により原子力関係等に使用されている。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:10.7%増
経常利益:10%減
当期利益:14%減
日本製鋼所 5631 原子力発電所向け圧力容器で世界シェア80%

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:4.7%増
経常利益:6.5%増
当期利益:3.8%増

07年5/19、今後3年間で500億円を投じ、原子力発電所に使う大型鉄鋼部品の生産能力を2倍に引き上げると報じられる。
同分野で世界最大手の日本製鋼所は今回の投資で年8基分の生産能力を備え、世界需要の約8割をまかなえるようになる。

風力発電の部材などの受注も伸びている。
三菱マテリアル 5711 耐食材料が、素材として・機器として、軽水炉・高圧ガス炉・高速増殖炉・放射性廃棄物処理プラント・使用済み燃料再処理プラント・核融合プラント、中性子プラントなどの原子力関連機器に採用されている。
また特にPWR原子力発電用の燃料集合体に使用されている燃料被覆管においては、他社の追随を許さず、30年以上にわたり各電力会社へ納入。
住友金属鉱山 5713 1999年9月30日、茨城県那珂郡東海村で住友金属鉱山の子会社「JCO」の核燃料加工施設が原子力臨界事故を起こした。
東芝機械 6104 07年3/20、CSが「今後は東芝<6502>グループの原発プラント向け大型工作機械の受注も出てくる見込みである」との訪問レポートをリリース。
小池酸素 6137 「加熱プラズマ装置」は原子力施設の運転時に発生する放射線被爆廃棄物の処理に。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:5.4%増
経常利益:1.5%増
当期利益:13%増
日阪製作所 6247 LNGや石油化学プラント向けに代わり、原子力・造船向けのプレート式熱交換器が今後の成長をけん引するとしてHSBC証券が投資判断を新規「Overweight」でカバレッジ開始、目標株価は3130円とし、今後3年間(今08年3月期~10年3月期)で年率23.8%の営業利益成長を予想。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:9.6%増
経常利益:6.6%増
当期利益:1.5%減
クボタ 6326 原子力発電用タービン排気弁・ガスケット。
東通原子力発電所第一号棟へ大型浄水層を納入。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:1%増
経常利益:0.3%増
当期利益:0.05%増
三菱化工機 6331 冷却水として使用する海水中の塵芥(海藻、クラゲ、小魚、雑芥など)を除去する装置(除塵装置・スクリーン)
原子力装置部品除染機の製作販売 でアトケム・ノース・アメリカ社と契約。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:23%増
経常利益:3%増
当期利益:131%増
帝国電機
製作所
6333 原子力発電所で用いられる2次冷却用ポンプを米国でほぼ独占的に納入。
筆頭株主は三菱電機<6503>
無漏洩ポンプでは最大手メーカーで、国内シェア6割、世界シェア4割という優良企業。実質無借金の好財務体質。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:8.5%増
経常利益:12.4%増
当期利益:17.6%増
日本ギア工業 6356 原子力発電施設における常時監視システムの構築。
「電動弁運転中診断装置(MOVDAS)」は日本原子力発電株式会社と日本ギア工業株式会社との共同開発製品。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:3%増
経常利益:14%増
当期利益:90%増
荏原製作所 6361 循環水ポンプなど原子力発電プラントにおいて各種ポンプを手掛ける。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:4%増
経常利益:15%増
当期利益:10%増
電業社機械
製作所
6365 原子力発電所で使用される循環水ポンプや原子炉機器冷却用ポンプをはじめ、上下水道での浄水設備用ポンプ、高速道路トンネルの換気用送風機、ダムの水流調節用バルブ、河川・湖沼で活躍する水中排砂ロボットの開発。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:16%増
経常利益:12.5%増
当期利益:55.4%増
千代田化工
建設
6366 総合エンジニアリング大手。三菱グループで発電プラントを手がける。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:13%増
経常利益:4.6%増
当期利益:0.2%減
オルガノ 6368 原子力発電所向け. 原子力・火力発電所向け水処理プラント。
原子炉浄化系水処理プラントのシェアは90%に迫る高シェア。
栗田工業 6370 原子力プラント・機器の定期点検中の洗浄及び排水処理工事や原子力プラント及び再処理工場建設時の洗浄(フラッシング)・試運転助勢・排水処理工事及び排水受槽装置など水と環境の先進的マネジメント。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:4.9%増
経常利益:10.9%増
当期利益:10.5%増
日機装 6376 無漏洩ポンプ(キャンドモーターポンプと呼ばれるシールレスポンプの代表格)が注目。
木村化工機 6378 化学プラント主力。
核燃料輸送容器、核燃料濃縮関連機器、放射性廃棄物処理装置などの設計、製作、加工並びに販売を行う。
原子力関係機器で原子力3社と関係強い。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:24%増
経常利益:115%増
当期利益:342%増
トウアバルブ
グループ本社
6466 三菱重工<7011>と密接で、原子力発電所向けメンテナンス(売上構成比63%)が高い伸びを示している。
国内電力会社各社の設備投資計画によると、8社合計の電源への投資額は06年度比22%増と大幅に伸びる計画だが、特にメンテナンス需要が強いという。
北海道電力 <9509> の泊3号基をはじめとして多くの実績。
PWR型のバルブでは同社が強み。

07年9月期予想(前年同期比)
売上高:2.4%増
経常利益:3.8%増
当期利益:1116%増
ニチダイ 6467 原子力プラント、H2Aロケットなどに使用される焼結金網フィルタの開発。
イーグル工業 6486 原子力プラント用バルブでは国内随一の実績。
BWR(沸騰水型軽水炉)原子力発電所用主蒸気隔離弁や、国産プラント、国産航空機、宇宙ロケットエンジンシールではシェア100%。
Main Steam Isolation Valve(主蒸気隔離弁)は、原子炉運転中に万一の事故が生じた場合、主蒸気ラインを隔離するものでBWR型原子力プラントの“守りの要”と言えるもので、唯一の国産メーカーとして、国内主契約者による国産の商用BWR型プラントのすべてに納入。
岡野バルブ 6492 07年3/28、第1四半期の決算を発表
経常利益:前年同期比90.2%増
中間期計画の85%の進捗率
通期に対する第1四半期経常利益の進捗率は42%

バルブ部門では国内の原子力発電所向けのバルブの高付加価値部品や中国東南アジア向け弁が好調だった。メンテナンス部門でも大型工事が計画通りに推移。また、利益面においては上記要因に加え、バルブの製造コストを抑えられたことなどが奏功した。
会社側ではメンテナンス事業において今後大型の定期検査工事が少ないため、大幅な利益計上は見込めないとし、通期予想経常利益は前期比12.2%減などを据え置いた。
野村証券では、安全性重視に向けた原子力発電向けバルブの需要は強いと想定し、今07年11月期の連結営業利益を前期比6%増、来期を同19%増と予想。
キッツ 6498 バルブの国内最大手。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:2.3%増
経常利益:12.6%増
当期利益:30%減
日立製作所 6501 米ゼネラル・エレクトリックと共に日米に沸騰水型軽水炉(BWR)の建設・保守を手掛ける共同出資会社を設立、同事業を本体から移管。関連する技術者なども移籍させる方針で、実質的な事業統合となる。
この合意に基づき、関係官庁からの許認可取得状況に応じて、両社は6月上旬に米国・カナダにおいて、7月1日に日本において新会社を設立する。両社はそれぞれ新会社に出資。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:2.4%増
経常利益:48%増
当期利益:-32799百万⇒+40000百万
東芝 6502 沸騰水型原子炉に強みを持つ東芝が加圧水型軽水炉の米ウエスチングハウスを買収。
06年12/16、中国が米ウエスチングハウス社第3世代原子力発電技術(AP1000技術)を導入し、百万キロワットの原子力発電ユニット4基を建設する契約に調印。
06年12/17、東芝子会社のウエスチングハウス社から原発技術を導入することについて、米国政府と合意。
06年12/20、子会社のウエスチングハウスが中国から約9000億円で原子力発電所、4基の受注を獲得。
07年4/30、カザフスタンの国営企業・カザトムプロム社と原子力産業分野における相互協力推進に関する了解覚書を締結。
東芝―米ウエスチングハウス連合の中型原子炉「AP1000」は、米国を中心に受注が好調。
07年6/27、米電力大手NRGエナジーが米テキサス州で建設を計画している原子力発電所を、東芝が受注する方向で基本合意と。
07年7/7、原発事業でカザフと連携・米WH株10%を国営企業に譲渡、東芝とWHが納入する原発向けのウラン供給で同国が協力と報じられる。
07年7/13、日経新聞は、政府が同社や東京電力<9501>などと共同で、使用済み核燃料の排出量が今より少なく発電能力の高い環境配慮型の次世代原子炉を開発すると伝えた。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:5.3%増
経常利益:19.6%減
当期利益:12.7%減
三菱電機 6503 発電プラントを展開し、タービンから中央制御盤まで様々な原子力プラント用電機品を手がける。
明電舎 6508 原子力発電所向け周辺機器の事業化を検討するプロジェクトチームを近く発足する。米国、中国などで活発になる原子力発電所の建設をにらみ、設備の保守・監視システムなど現有の経営資源を生かした事業化を目指す。
現在、同社の原子力発電所関連の事業は遠隔操作のハンドリング装置にとどまっている。新たに検討するのは、すでに同社の中核事業である電力設備向けの系統監視システムや発電機の周辺機器。さらには発電所の付帯設備など。これまで火力発電所、水力発電所に供給してきた製品のノウハウを結集する考え。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:8%増
経常利益:26.9%増
当期利益:29.7%増
日新電機 6641 電力設備関係のビジネスに実績があることから、原発関連株の一角として位置づけられる。
横河電機 6841 工業計器首位。制御機器と計測機器の2本柱。
ディジタル圧力計など納入。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:3.8%増
経常利益:1.2%増
当期利益:11.4%増
小野測器 6858 デジタル計測の最大手。
07年7/4、日本原子力研究開発機構と共同で、離れた場所からレーザー光で金属の損傷の程度を診断する装置を開発したと報じられる。
この装置を使うと、人間が入れない危険な場所でも必要なときに、その場で診断できるので、原子炉の内部や宇宙空間で使う設備などへの応用が期待できると。
日本
フェンオール
6870 防災機器を原子力発電所に納入。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:2%増
経常利益:5%増
当期利益:62.9%増
日立造船 7004 米国向けのキャニスター140基(うち40基がTN社向け)の納入実績があり、いずれも高品質の製品製造技術や厳しい納期をクリアした点が高く評価。
米国の原子力発電所はPWR(加圧水型軽水炉)が主流であり、当社もPWRに適合するキャニスターならびに貯蔵キャスクの拡販につとめる。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:1.2%減
経常利益:62%増
当期利益:383%増
三菱重工業 7011 三菱重工はウエスチングハウスの技術をテコに国内で関西電力<9503>向けなどの原発を生産してきたが、06年12/27、原子力事業での提携解消と報じられる。
06年10/16、フランス最大の原子力関連企業アレバと原子力発電プラント事業で提携することで最終調整と報じられる。
原子炉には主に、関西電力<9503>などが採用するPWRと、東京電力<9501>などのBWRの2方式がある。PWRは放射性廃棄物の発生量が比較的少ないため、世界の原発の約7割が採用しており、アレバはその最大メーカー。
07年3/14にテキサス電力の大型原子力発電設備の建設受注が内定したと発表。
採用が決まった原子炉は、世界的にも主流の加圧水型軽水炉の一種で最新型の「US-APWR」。
各プラントは2015年から2020年にかけて順次営業運転が開始される見通し。
07年4/11、アレバとの新型原子力発電プラントの共同開発計画について、三菱重工の佃和夫社長とアレバのアンヌ・ロベルジョン会長が東京で会談し、7月から基本設計に着手することを決定
07年5/14、発電用タービンの主力生産拠点である高砂製作所に、原子力タービンの専用工場を建設すると発表。また同製作所で製造するガスタービンを09年度をめどに現在に比べ約2割増産する。同専用工場は08年1月に着工、2010年度末に完成させ、生産体制を整えると。
07年7/5、2050年ごろの実用化に向けて高速増殖炉(FBR)の開発を進める日本原子力研究開発機構は、原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)に続く実証炉開発の中核メーカー三菱重工業、同社子会社で研究開発の中心となる三菱FBRシステムズ(MFBR)との間で、「研究開発実施に関する基本協定」を締結したと。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:1%増
経常利益:8.3%増
当期利益:10.5%増
石川島播磨
重工業
7013 圧力容器、格納容器、配管システムなどの主要機器を供給するほか核燃料サイクルに関連したシステムの面でも、その開発、建設に参画。
原子力機器の劣化機構の研究をはじめとしてメカトロニクスを駆使した診断装置の開発・計測。
東芝と協力関係にあった沸騰水型軽水炉(BWR)事業に加え、東芝がウエスチングハウス社の全株式を取得するために米国および英国に設立した新会社へ出資、新会社の傘下となるウエスチングハウス社の加圧水型軽水炉(PWR)の主要機器製造会社としてPWRの原子力事業への参画を図る。
07年3/5、米ウエスチングハウス向け加圧水型軽水炉の主要機器量産など、原発事業本格化により事業規模を10年後を目処に2倍以上に引き上げると報じられる

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:0.4%減
経常利益:39%増
当期利益:1.1%増

08年には米国で原子力発電所の保守サービス事業に参入、、原子炉のひび割れや腐食の補修工事などを手掛ける予定。
アロカ 7704 放射線計測の分野は、パイオニアとして原子力の平和利用とラジオアイソトープ利用の発展に大きく貢献してきた。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:0.1%減
経常利益:12%減
当期利益:12%減
助川電気工業 7711 発熱・計測技術の研究開発型メーカー。熱制御技術に特化。原子力用模擬燃料集合体に強み。
日本バルカー 7995 原子力の制御弁用軸シールや原子力バルブ用軸シール。
プラント向けレール材や半導体向けエラストマー製品も好調。
伊藤忠商事 8001 ウズベキスタン政府と鉱山の共同開発で基本合意し、ウランの権益を取得。
丸紅 8002 丸紅、東京電力<9501>、中部電力<9502>の3社はカザフスタンで日本の輸入量の1/4に相当する年間2000トンの権益を取得。
3社が参画するのは、カザトムプロムが出資するキズルクムとバイケン―Uの2社が新規開発するハラサン鉱山。この2社を間接的に保有するカザトムプロム関連会社の株式を取得する。
三井物産 8031 06年10/5、ロシア国営企業テネックスとの間で、ロシア連邦サハ共和国アルダン地区にあるウランの未開発鉱床「ユージナヤ」鉱区の事業化調査を共同で行い、当社が将来、本プロジェクトに参画する為の独占交渉権を得ることに合意と発表。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:0.4%減
経常利益:36.3%増
当期利益:22.7%増
住友商事 8053 住友金属工業<5405>と共に、中国の秦山(QINSHAN)原子力発電所向けに、蒸気発生器用伝熱管(SG管:Steam Generator Tube)を初めて受注。
関西電力<9503>と共に、カザフスタンの国営資源会社「カザトムプロム」に対し、原子力発電燃料の加工技術の高度化を支援。
住友商事では東芝<6502>が買収したウェスチングハウスへ5%の出資。

将来的なウランの販路拡大をにらむ。
07年7/12、東芝<6502>が06年10月に買収したWHへの出資を断念したことを明らかにした。「戦略性や経済性を検討し総合的に判断した」という。東芝は約54億ドル(約6600億円)の巨額な買収資金の負担軽減のため出資企業を探しており、原発燃料となるウランの鉱山開発に力を入れている住友商事と交渉していた。住友商事は「ウラン供給などでWHへの協力は今後も検討する」としている。
三菱商事 8058 07年4/11、オーストラリアの全額出資子会社である、三菱デベロップメントを通じ、カナダでウラン権益を取得と報じられる。
西華産業 8061 三菱グループの機械商社。
三菱重工業<7011>向けが多く、電力に強みを持つ。
07年7/5、会社側から「火力発電向けが主で原発はほとんど関係ない」とのコメント。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:5.7%減
経常利益:34%減
当期利益:28%減
東京産業 8070 三菱系の機械商社中堅。三菱重工<7011>の電力・環境装置を販売。三菱重工業並びに三菱電機<6503>が受注納入した各種プラントや機器類のメンテナンス業務を行っている。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:3.2%減
経常利益:2.2%増
当期利益:16%増
宇徳運輸 9358 火力・原子力と各種発電所の建設工事。燃料輸送・定期点検工事。海外におけるプラント輸送・据付・建設。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:2.9%増
経常利益:0.4%増
当期利益:21%減
東京電力 9501 丸紅<8002>、東京電力、中部電力<9502>の3社はカザフスタンで日本の輸入量の1/4に相当する年間2000トンの権益を取得した。
3社が参画するのは、カザトムプロムが出資するキズルクムとバイケン―Uの2社が新規開発するハラサン鉱山。この2社を間接的に保有するカザトムプロム関連会社の株式を取得する。
07年7/13、日経新聞は、政府が東芝<6502>が同社などと共同で、使用済み核燃料の排出量が今より少なく発電能力の高い環境配慮型の次世代原子炉を開発すると伝えた。
中部電力 9502 丸紅<8002>、東京電力<9501>、中部電力の3社はカザフスタンで日本の輸入量の1/4に相当する年間2000トンの権益を取得した。
3社が参画するのは、カザトムプロムが出資するキズルクムとバイケン―Uの2社が新規開発するハラサン鉱山。この2社を間接的に保有するカザトムプロム関連会社の株式を取得する。
関西電力 9503 住友商事<8053>と共にカザフスタンの国営資源会社「カザトムプロム」に対し、原子力発電燃料の加工技術の高度化を支援。
北陸電力 9505 志賀原子力発電所1号機(石川県志賀町)の臨界事故隠蔽。
アイエックス
・ナレッジ
9753 連結子会社のアイ・ティ・ジャパンは原子力分野の解析をはじめとした科学計算などに強みを持つ。
日本工業検査 9784 原子力発電所で過去の臨界事故や制御棒脱落が相次いで明らかになったことを背景に、安全意識の高まりから同社主力の非破壊検査の需要が高まっているという。

08年3月期予想(前年同期比)
売上高:4.6%増
経常利益:5.3%増
当期利益:5.8%増