北名古屋水道企業団の議会定例会でした。

新年度予算や国土交通省への移管に関わる条例、水道使用料の審査会設置条例などを審議・採決しました。



水道事業の所管はこれまで厚生労働省で、水道法第1条にある「清浄にして豊富低廉な水の供給」や「公衆衛生の向上と生活環境の改善」を目的としてきました。
国交省への移管のねらいは、コロナ感染症対策の強化と言われています。今後は基盤整備を重要視しているからでないかとも。

水道法の理念や目的は担保されるのかどうか懸念されますが、国は「水道法第1条は改正せず目的は変わらない」としており、水道企業団も「変わらないと考えている」とのことでした。


定例会後は、水道ビジョン案について説明が。

できる限り費用を抑えつつ、老朽化対策や耐震化を進めて安定供給を維持していく計画とともに、実行のためには料金改定を考えなければならないとも。

県営水道の値上げ計画が大きく影響しています。

愛知県企業庁は今年10月と2026年4月の2段階で、県営水道の使用料を1m3あたり26円→32円に値上げする計画です。

市民の暮らしの現状を考えると値上げは負担になります。




写真は、北名古屋水道企業団が能登半島地震の被災地(七尾市・珠洲市)に応急給水支援をした時の現地の様子です。



全国からの給水車が補水待ちの列に。
2時間かけて水を車に貯めます。



それを医療施設や避難所に行って
給水タンクや避難者へ給水します。



後に、海上保安庁の巡視船が水を港まで運んでくれました。これでかなり時間短縮になったそうです。


応急給水支援の様子は、北名古屋水道企業団のホームページからもご覧になれます。


災害派遣お疲れ様でした。

来月も再び支援を行うそうです。
被災地の早期復旧を願っています。

#北名古屋市 
#渡辺まい子