昨日、北名古屋民主商工会主催による健康講座に出席しました。
「国民年金制度について」です。

先月、厚生労働省が示した試算で、長生きすればするほど年金が削られることが明らかになりました。なかでも減り方が激しい基礎年金は、
【今年度65歳で基礎年金満額の月64,000円受け取っている人の実質受給額】は
●75歳で→57,000円
●90歳で→51,000円
へと激減してきます。

2014年の年金削減法で3回連続減額されているただ中、またしても減額です。

これは、自民公明政権が「100年安心」の年金だと言って宣伝し、2004年に強行改正された制度に組み込まれたいた「マクロ経済スライド」が来年度から始まるからです。
「マクロ経済スライド」は、労働力人口の減少(少子化)と平均余命の伸び分(高齢化)に応じて年金水準を抑制するというものです。物価が上がっても支給は抑えられてしまいます。
これが来年から毎年、最低でも30年程度続くそうです。
これからの不安はますます広がっていきます。

暮らしの保障を先細りさせていくのではなく、年金財政を支える労働者の賃金をアップし、年金がたよりの中小業者をしっかりと支援してほしいです。

国民年金には、低所得で支払いが大変なときの「納付免除制度」や、30歳未満を対象にした「若年者納付猶予制度」がありますので、活用して役立ててください。


今回は、北名古屋市職員による出前講座を利用しての健康講座でした。
パンフレットや試算表を用いてひとつひとつ説明があり、質問にも答えてくれます。今回以外にも様々な講座メニューがありますので、ぜひ利用してはいかがでしょうか。詳しくは市役所へお問い合わせ下さい。