政府が国連平和維持活動をする他国軍へ銃弾を無償譲渡しました。
国連部隊が命を張って武装勢力から市民を守る任務は重大なことです。
しかし、紛争地域に輸出しないという武器三原則から逸れています。
国連とPKOが関係しているからといって例外を作っていいものでしょうか。
人道的対応に評価の価値はあるかもしれませんが、これは大きな前例となり得ます。
緊急の必要性があったから、ルールに外れた政府決定をしてもよいのでしょうか。
創設した日本版NSCが機能したと評価が上がったかもしれませんが、対して密室決定への不安がじわりと広がりました。

輸出された武器は平和活動に使われるはずですが、一度手から離れてしまったものはどうなるのか分かりません。責任も届かないところまで行くでしょう。
私の思いとしては、もともと、武器を輸出すること自体、抵抗がありますので、人道支援のもとであっても両手をたたいて喜べませんし、すっきりしないモヤモヤが胸に残ります。

武器を提供するのではなく、対話を求め、平和な心を提供する日本であってほしいです。